『キャプテン・スーパーマーケット』(原題:Army of Darkness)は、1993年公開のアメリカ映画で、ジャンルはアクション、SF、ホラー、コメディ、ファンタジーと盛りだくさん。
監督はサム・ライミ、主演はブルース・キャンベル。『死霊のはらわた』シリーズの第3作にあたりますが、前作のラストから直接つながっているわけではなく、単体でも十分に楽しめる作りです。
物語は、スーパー「Sマート」の日用品売り場主任アッシュ(ブルース・キャンベル)が、突如現れた時空の穴に吸い込まれ、中世イングランドへタイムスリップするところから始まります。
そこでアッシュは、アーサー王の軍勢に捕まって処刑されそうになりますが、チェーンソーとショットガン(レミントン銃)で危機を脱し、一転して「天からの使者」として英雄視されることに。
現代に戻るためには「死者の書(ネクロノミコン)」が必要だと知ったアッシュは、街娘シーラと出会い、死霊の巣食う墓地へと冒険に出ます。
途中、悪霊に襲われたり、自分の分身と戦ったりしながらも、死者の書を手に入れようと奮闘。しかし、呪文を間違えてしまい、死霊軍団を復活させてしまいます。
最終的にはアーサー王の軍勢と力を合わせ、ゾンビ軍団との壮絶な戦いに挑むことになります。
本作は、ストップモーションアニメと実写を組み合わせた骸骨軍団のビジュアルや、血しぶき、絶妙なズッコケ演出など、サム・ライミ監督らしいポップなホラー娯楽作です。
劇場公開版とディレクターズカット版でエンディングが異なるのも特徴です。
感想
『キャプテン・スーパーマーケット』、楽しい映画なんです!
まずタイトルからしてちょっと変なんですけど、観てみると納得。
スーパーの店員がチェーンソー持って中世で大暴れするって、普通そんな映画ないでしょ?
しかもホラーなのに、怖いというより爆笑の連続。サム・ライミ監督とブルース・キャンベルのコンビがやりたい放題やってる感じが最高にイイ。
アッシュって主人公、最初はただの冴えない店員なんだけど、いざとなるとチェーンソーとショットガンをぶん回して死霊軍団と戦いまくる。
もう強いのか弱いのか分からないし、調子に乗って墓地の呪文を適当にごまかすから、余計なトラブルを自分で呼び込むしで、ツッコミどころ満載。
でも、そのバカさ加減がとても良い😆
ストップモーションの骸骨軍団とか、明らかに人形っぽい動きとか、今のCG全盛時代から見たら「チープ!」って思うかもしれないけど、逆にそこが味になってて、観ててニヤニヤしちゃいます。
しかも、ホラーなのにグロいシーンはほとんどなくて、むしろギャグの応酬。
ゾンビたちもどこか抜けてて、アッシュとのやりとりがコントみたい。中世の騎士たちも、現代人アッシュのノリについていけなくて、リアクションがいちいち面白い。
あと、アッシュの「俺様」っぷりがすごくて、ヒロインのシーラともあっさり恋仲になってしまうし、敵の死霊軍団のボスまで自分の分身が出てきたりして、もう展開がやりたい放題。
チェーンソーで自分の分身をバラバラにしちゃうシーンとか、やりすぎだろって思うけど、そこも笑えるポイント。
物語のテンポもめちゃくちゃ良くて、次から次へと事件が起きるから全然飽きない。
アクションも意外と本格的だし、B級感満載なのに作り手の本気度が伝わってくる。
サム・ライミ監督の悪ノリと、ブルース・キャンベルの顔芸とアクションが合わさって、唯一無二のエンタメ映画になってると思う。
そして何より、観終わった後に「細かいことはどうでもいいや!楽しかった!」って気分になれるのが最高。ホラーが苦手な人でも全然大丈夫だし、むしろ普段ホラーを観ない人にこそオススメしたい😁
最後に、ディレクターズカット版もあるから、エンディング違いで2度楽しめるのもポイント高い。とにかく、肩の力を抜いて、ポップコーン片手に大笑いしながら観るのが正解です!『キャプテン・スーパーマーケット』、一度観たらクセになること間違いなし!
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実は昔買ってました!
あと、中学時代友達と弟(当時小学生)を連れて映画館で観ました
2025年6月現在
配信はありません。
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アッシュのフィギュアがあるんですね
ちょっと欲しいかも。