『エイリアン2』(原題:Aliens)は、1986年公開のアメリカ映画で、『エイリアン』シリーズの第2作です。監督は『ターミネーター』で名を馳せたジェームズ・キャメロン。
前作は閉鎖空間でのホラー色が強いSFスリラーでしたが、本作は一転してアクション色が強く、複数のエイリアンと未来兵器を持った海兵隊の死闘を描いたSFアクション大作となっています。
物語は、宇宙貨物船ノストロモ号での惨劇から57年後、唯一の生存者リプリー(シガニー・ウィーバー)が冷凍睡眠から目覚めるところから始まります。彼女がかつてエイリアンと遭遇した惑星(LV-426)は、今や植民惑星となっており、そこからの通信が途絶えたため、リプリーは調査隊として海兵隊と共に現地へ向かうことになります。
現地で彼女たちを待っていたのは、無数に繁殖したエイリアンの大群。リプリーたちは、7歳の少女ニュートやアンドロイドのビショップ、個性豊かな海兵隊員たちと共に、絶望的な状況の中で生き残りをかけて戦います。
本作はアカデミー賞で視覚効果賞、音響効果編集賞を受賞。シリーズの中でも特に評価が高く、アクション映画の金字塔とされています。
感想
『エイリアン2』、何回観てもやっぱり最高ですね!
前作の「どこにエイリアンがいるかわからない…」っていうジリジリした恐怖ももちろん良かったけど、2作目はとにかくスケールが大きい!
「今度は戦争だ」ってキャッチコピー、伊達じゃないですね。
海兵隊がガッツリ装備してドカドカ降りてくる感じ、あのワクワク感たまりません。
まずリプリーがすごーくカッコいい。
最初はトラウマで怯えてるんだけど、いざとなったら「私がやる!」って自分から動く。
特にニュートを助けるために命がけで突っ込んでいくところ、もう母性爆発って感じでグッときます!
あと、海兵隊の面々がみんなキャラ立ってるのがいい!バスケスとかヒックス伍長とか、みんな頼りになるし、でもどんどんやられていく絶望感もすごい。
バスケスなんて本当に生き残ってほしかったな〜って思うくらい好きでしたよ。
で、やっぱりエイリアンの怖さも健在なんです。
1作目は1体だったからこその恐怖があったけど、2作目は「数の暴力」って感じで、どこからともなくワラワラ出てくる。
動体探知機が「ピッ…ピッ…ピッピッピッ!」って鳴るあの音、トラウマ級に怖い。
しかもCGじゃなくて全部実写でやってるから、今観ても全然古く感じない。映像もとても綺麗だし、アクションの迫力もすごい。
あとビショップ!前作のアンドロイドがアレだったから、「またコイツ裏切るんじゃ…」って思わせといて、めっちゃいい奴だったっていう。
最後の活躍も最高。リプリーとのやりとりも微笑ましくて、ちょっとホッとできます。
アクション映画としても、SF映画としても、キャメロン監督の手腕が光りまくってます。
キャラクターの描き分けも上手いし、クライマックスの盛り上げ方も「これでもか!」ってくらい畳みかけてくる。観てるこっちも息つく暇がないくらい。
1作目と全然違う路線にしたのに、ちゃんと「エイリアン」らしさも残ってるのがすごい。
続編でここまで面白くなる映画って、なかなかないですよね。
個人的には、1作目の閉塞感も好きだけど、2作目の「絶望的な状況でも諦めない」っていう熱さが本当に好き。リプリーとニュートの絆も泣けるし、最後のパワーローダーVSエイリアンクイーンのバトルは、何回観ても手に汗握る。いや〜、やっぱり名作です。何度でも観たくなる映画、それが『エイリアン2』!
2025年6月現在
プライムビデオ、DMM TV、Rakuten TV、Lemino、Disney+、TELASA、J:COMstreamにて配信中
↑ヒックス伍長登場です
↑最期までかっこよかったバスケス
↑思わず欲しくなってしまいそうなデザイン
↑パワーローダーで戦うリプリーのカッコよきこと‼️