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Vinland Saga

1.ヴァイキング編
シリーズ1巻から8巻の途中までは、この話の前座ともいうべき
ヴァイキング編である。

主人公トルフィンは、おそらく歴史上「ソルフィン・カルルセヴニ」
と呼ばれ、アメリカ大陸にヨーロッパ人として初の入植を果たした
人物がモデルと考えられる。

彼は親を殺されてから、「復讐のため」という名目の下、海賊稼業に
手を染め、それどころか、ならず者集団の主要メンバーになり下がる。

彼が拠って立つ哲学は「やられたらやり返す」「なめられたら終わり」
という中学生男子(日本人を含むアジア人の場合は多くの成人男子にも当てはまる)並の稚拙なものだ。

少年ジャンプの漫画なら、主人公は回を追うごとに、順調に成長してい
くのだが、この漫画のリアルなところは、主人公が全く成長せず、より
キャラの濃い、2人の脇役にその主人公としての座を奪われていく
ところだ。

そしていよいよ主人公がトルフィンなのか、復讐の相手アシェラッド
なのか、後に北海帝国最初で最後の帝王となるクヌート1世なのか、
全く分からなくなったころになって、突然トルフィンは生きる目的を
見失う。

トルフィンは廃人同様になってしまった。

「倍返しだ!!」なんぞが流行語になった日本では、いい大人の多くが
彼の中2レベルのメンタリティから卒業しきれていない。
2.奴隷編で彼が至った境地は、多くの日本人が見習うべきものだ。

以下次回