稲荷宝珠 | 画紋(gamon)

稲荷宝珠

本日の家紋は、画像中央に配置してある既存家紋の「稲荷宝珠」です。
背景は、波のような炎です。
稲荷宝珠が、一般にある宝珠と違う特徴は、宝珠の上にある炎が、ゆがんで描かれている狐火という設定です。
稲荷(イナリ)とはイナ(稲)ナリ(成る)から来た言葉で、正式には「ウカノミタマノオオカミ」と呼び、宇迦之御魂大神や倉稲魂大神などと書かれます。 日本三大稲荷社を中心に全国津々浦々まで鎮座まします五穀豊穣の ありがたい農業神です。
一般にお稲荷さんは狐だと思われていますが、狐はあくまでも眷属(お使い)でお稲荷さん自体は性別不明の豊饒神です。
また、別な説では、インドでダキーニと呼ばれ人の心臓や肝を食べる夜叉鬼でしたが、仏の教化により善化。半年前に人の死を予知できるなど自在の神通力を持つとされ、今の形は、真言密教と在来の狐神信仰が結びつきキツネに乗る姿になったと考えられます。狐の背に乗り剣と宝珠を持ち、三面二臂像も多いが実態のようです。功徳としては 仏教守護(天台宗伝教大師の霊験が伝わる)五穀豊穰・所願成就・金運良好・商売繁盛の福の神・立身出世 などといわれます。

また、古来、狐や狸は人を化かしたり悪戯をして困らせます。
中国大衆古典「封神演義」に登場する千年の狐「妲己(だっき)」は商(殷)の紂王をたぶらかせ国を滅亡させる傾国の美女として、日本では鳥羽上皇に寵愛される傾城の美女「玉藻前(タマモノマエ)」(正体は白面金毛九尾の狐)として世を混乱させます。
狐狸は森や山の中に有り、彼らは自然の象徴ですので自然を破壊しようとする人間や、思い上がった人間に罰を与える懲罰神としての役割を持ちます。

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