四君子 | 画紋(gamon)

四君子

「四君子」とは、蘭、竹、梅、菊の四つの植物で、昔、各時代の文人墨客は、四君子を尊びこれを題材に詩や文を作ったり、画を作ったりして、自分自身をいましめる修練の手段としていました。
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❶蘭は、深山幽谷にあって、春に花を開き、その芳しい香りは人の心を浄化するといわれます。また可憐な花とは対照的に、すんなり伸びた葉が花を守っている姿は風情を感じさせます。
俗塵をきらい、風露に清らかな香りをただよわせるその花には、貴人の風格があるとされています。
❷竹は、天をめざしてまっすぐに伸びる純粋さと、雨や雪に耐えどんな強風や嵐にあおられても折れない堅固さがあります。
また幹の中が空洞なのは、虚心にして無欲である君子の節操にたとえられ、四君子の中でも君子であると尊ばれています。
❸菊は秋も深まり霜がおりてさまざまな花が咲き終わって枯れ果てた後にも、孤高として美しい気品あふれる花を咲かせ、その優雅な香りで人を魅了します。気高いその姿は君子にたとえられました。
❹梅は厳しい冬の寒さの中で、いち早く花を開き芳しい香りを放ちます。
寒さに凍えた人々の心に、やすらぎとうるおいを与えるやさしい花は、君子そのものであるといわれます。
また白梅の清い香りは嗅ぐ人の心を浄化するともいわれてます。
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四君子は四季を表現している図案でもあり、蘭が春、竹が夏、菊が秋、梅が冬となっています。