昨日の投稿

ファイトケミカルスープで煮た
具だくさん味噌汁



約5日分(4人家族で)くらいです。
食べるときは、食べる分の具材を別の鍋に移して、別途作っておいた出汁を足して味噌を溶きます。
残りの具材は冷蔵庫で保存。



動画を見て頂けたら分かると思いますが
なめこときざみ昆布でとろみのあるスープになりました。




このとろみが水溶性食物繊維。
潰瘍性大腸炎、クローン病の寛解維持には欠かせない栄養素だと思います。


食物繊維は酪酸菌を増やすのにとても有効な栄養素です。
そして、この酪酸菌、潰瘍性大腸炎やクローン病患者の腸内では、この酪酸を作る腸内細菌が少ないことが知られています。

よって、この酪酸を増やすためには食物繊維が必要ということ。つまり、食物繊維の多い食事を摂ることで腸内細菌の活動が高まり、その結果、多量の酪酸が作られ、この酪酸が炎症抑制作用のある制御性T細胞を増やして、大腸炎を抑制、IBDの発症を防ぎます。


潰瘍性大腸炎、クローン病の栄養指導において、低残渣食(食物繊維の少ないもの)を推奨されていますが、水溶性食物繊維なら、IBDの人でも積極的に摂れると思うので、ぬるぬるした食品を意識して摂るとよいと思います。
摂るべきだと思います。

ただし、なめこ(きのこ)やきざみ昆布は不水溶性食物繊維も多いので、狭窄があったり、食物繊維に気を付けなければならない人は、なめこやきざみ昆布から滲み出たぬめりスープだけをすくって飲むと良いでしょう。

なめこや食物繊維の多い野菜は、他の家族に食べてもらって下さい。

まあ、面倒くさいことですし、一人暮らしの人は無理かと思いますが、水溶性食物繊維は、サプリメントからでもよいので、積極的に摂ることをお勧めします。


一部抜粋
「潰瘍性大腸炎 クローン病 寛解維持のために自分で出来ること」
森重由紀著より