自閉症スペクトラム・中度知的障害の

6歳の女の子を育てている

精神疾患を持つ母親の日常ですクローバー



ブロ友さんの記事を読んで

思ったことを書きます。



ブロ友さんのお子さんは

こももちゃんと同じ年長さん。


先日、保育園生活最後の

生活発表会があったらしく


伸び伸びと成長したお子さんの姿や

先生への感謝で、開始早々

涙をこらえるのに苦労したのだとか。


卒園式は涙腺が崩壊しそうだと

書かれていました。




私はきっと卒園式で泣かないと思います。


やっとこのステージをクリアしたという

感慨のようなものはあると思います。



一般的には


輝かしい未来にむけて

いくつか用意されている

ステージのひとつが終わりを迎え

その集大成としての卒園式


在園中には色々な出来事があり


その度に泣いたり笑ったり…


それら全てを乗り越えて

今この場に立っている我が子が

誇らしくて愛しい


みたいな感じに

なるなのかなぁ…と想像します。


私の場合は


3年間、しんどかったなぁ


保育園生活、先生方には

お世話になったし感謝もしてるけど


孤独で不安で苦しかったなぁ


小学校はどうかなぁ


私、大丈夫かなぁ

頑張らんとなぁ…


といった感じになると思います。


一般的

→期待と不安、保育園との別れを惜しむ


→不安しかない、保育園に特に思い入れなし


こんな感じなので…




生活発表会はお休みしました。


保育園のイベント(運動会、発表会など)

に年少さんの頃から参加していたら


過去のイベントと比較して

成長を感じられたり


我が子なりの頑張りに感動したり

するものなのだと思いますが


こももちゃんは基本的に

皆の前で発表する系のイベントは

お休みしています。


理由は


先生に迷惑をかけるから


こももちゃん自身が参加したいと

思ってなさそうだから


というものです。


現在通っている保育園からは


ギリギリの少ない人数でまわしている

と言われており


ただでさえ手がかかるこももちゃんを

保育してもらっているので


これ以上、迷惑をかけるのは…

という思いがあります。




こももちゃん自身が参加したいと思ってない


これは確実にそうだと思います。


こももちゃんは毎年、発表会の練習が

始まると行きしぶりが酷くなります。


先生の熱のこもった指導や

お友達の緊張感、ピリピリした空気


そういったものを

敏感に察知して不穏になります。


発表会に参加しなければ

練習はしてもしなくても良いし

こももちゃんの自由意思で

練習に参加する日もあります


先生も、どうにか形にしようと

頑張らなくてもいいので

互いにメリットがあります。


こももちゃんは練習したダンスを

家や公園で歌付きで披露してくれます。


それが

こももちゃんにとっての発表会です。


観客は私ひとりですが

それで良いと思っています。




発表会が近くなり練習に熱がこもると

こももちゃんは教室に居るのを嫌がります。


そんな時は、プールサイドにある階段で

お人形遊びをしながら

練習が終わるのを待っているそうです。




保育園生活最後の発表会だからと

リハーサルの様子を撮影した動画を

特別に見せていただきました。


こももちゃんの様子は


ダンスは一応踊れているものの無表情


たまに棒立ちになり途方に暮れる


2回ほど画面からフェードアウトし

先生によって元の立ち位置へと戻される


といった感じで


私の感想としては

休んで良かった…と思いました。


家や公園でダンスを披露する時に見せる

キラキラした表情や可愛らしい笑顔はなく


不安そうな顔をして

どうしたら良いのか分からなくなって

フリーズしたり画面から消えたり…


本番は保護者もたくさん来るし

もっとピリピリした空気になるのは必至


そうなった時、こももちゃんは

しんどいだろうなぁと思いました。




先生方は(主任さんと担任の先生)

動画を見終わった私のリアクションを

笑顔で待っています。


私は、忙しい中時間をつくって動画を

見せてくれたことへの感謝を伝えました。




成長の過程において

『頑張る時』は必要だと思いますが


こももちゃんにとって発表会は

そのタイミングではなかったと

思っています。


子供が頑張りたいと思った時


乗り気ではなくても

話し合って子供が納得した時


子供の様子をよく観察して

過度な負荷がかからないと親が判断し

辛くなったら一旦離脱できる環境で

見通しを立て少しずつ慣らすのが可能な時


それが『頑張る時』『頑張れる時』

なんじゃないかと思っています。


医療行為などは別です。


命や健康に関わることなので

できるだけ恐怖心を取り除くような

対応をする他ないと思います。


子供も親もしんどいですよね。


お子さんの闘病生活を支えている方の

ブログを読んで、いつも応援しています。







長くなりました。


最後まで読んでくださった方

ありがとうございましたクローバー