『障害に生んだ親を恨む』

このワードをブログでたまに見かけます。

が、私にはよく理解できません。

言いたい事は分かるんです。

でも何というか
辻褄が合わないというか

うーん???となってしまうのです。



障害に生んだ親を恨んでいると
発信しているあなたは

親の遺伝子の影響か
隔世遺伝なのか
他の要因なのかは分かりませんが

障害がネックとなり
辛い人生を送っているのだと思います。



確かに
障害者として生きるということは

差別や偏見の対象になったり
社会制度の不備から損失や
被害を受けることも多いと思います。

障害が原因で誤解され
誰にも理解されない孤独を抱えながら
絶望することもあると思います。

その結果としての
『障害で生んだ親を恨む』
だと思うのですが

親は子供を

障害で生むか健常で生むか
選ぶことが出来ません。

また、たくさんの条件が重なり
あなたという人間は誕生したので

何かひとつでも条件が違えば
今のあなたは存在し得ないと思います。

『障害に生んだ親を恨む』ということは
『障害ではない私に生んでほしかった』
ということで

あなたはあなとは全く別の
『存在し得ない人間になりたい』
と言っているように思えるのです。



自分が自分として存在することが
親を恨む理由になるというのが
私には、いまいち理解出来ないのです。

『生まれてきたくなかった』
『もっと寄り添ってほしかった』
『親としてちゃんと機能してほしかった』

などの理由で
恨むというのは理解できます。

それだけ辛かったのだろうと思います。

私が子供からそう言われたら
力不足でごめんねと謝ると思います。



自分が自分であることを嘆くよりも
受け入れて進んでいくほうが
結果的に穏やかに過ごせると思います。

それはとても苦しくて
やるせないことですが。




思ったことをだらだらと書きました。

最後まで読んでくださった方
ありがとうございました。