自閉症スペクトラム・中度知的障害の

6歳の女の子を育てている

精神疾患を持つ母親の日常ですクローバー


最近、障害受容とは

どういう事なのかを考えていました。


今日 たまたま目にした
医学者の上田敏先生のYou Tube動画を見て

障害受容の何たるかが
分かったような気がしました。


上田先生は障害の受容
このように説明されていました↓

障害受容とは諦めでも居直りでもなく
障害に対する価値観の転換であり
障害をもつことが自己の全体としての
人間的価値を低下させるものではない
ことの認識と体得を通じて
恥の意識や劣等感を克服し
積極的な生活態度に転ずることである


これこそが障害受容だ!と動画を見ながら

久しぶりにテンションが上がりました。



自分や身近な人間に障害があって

現行の価値観では幸せを感じられない場合


何をどうしても 障害があるかぎりは

幸せを感じられないと思います。


世間一般で価値があるとされているものを

(お金や学歴等)得られないと知った時


世間一般が幸せだと思っている将来像から

かけ離れた状態になることが予想される時


人はまず、絶望するのだと思います。


そういった価値観の中で育てられたので

それは当然の事だと思います。


そのままの価値観でいるということは

障害者の人間的価値を見いだすことが

出来ない状態になるということです。


私は、障害受容が出来る人というのは

柔軟な思考を持ちあわせている人だと

思います。


こだわりが薄い、というのか…


こだわりというのは

〇〇でなければ幸せになれないという

思考です。


世間一般の幸せの形から外れたら不幸


世間と違う、人と違うということに

恐怖に近いような感情を抱いている人。


それは育ちが原因なのかもしれないし

その人の特性や生まれもった性質が

原因なのかもしれません。


幸せの形をそれしか知らないという

場合もあります。


色んな価値観に触れ

実際に見たり経験したりしながら


頭ではなく

お腹の底から納得して初めて

人は心は動くのだと思います。


ショックを受け、否認し、怒り

悲しみ、適応し、再起する


障害受容のプロセスです。


それはとても長く苦しい道のりです。


だからこそ、たどり着いた答えには

価値があるのだと思います。






最後まで読んでくださり

ありがとうございましたクローバー