遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。


今年は巳年。我が家のひぃばーちゃん、ミツコはなんと年女、108歳。いやはや、めでたいではないですか。驚くべき、生に対する蛇のような執念です。


さてさて、皆さまはどんな年越しだったのでしょうか。

あたくしはついに1月1日に混浴デビューをいたしました! いやん(ノ∀\*)


場所は群馬県「尻焼温泉」。川がそのまま温泉になっているという、ワイルドな場所。関東最大の野天風呂なんだそう。群馬というとあの有名な未開の地ですから、混浴なのもいろいろ納得です。普段からプリミティブな恰好をしている群馬の皆さんには、脱衣所も男女の差も必要ないのでしょう。


ちなみに、群馬についてはここでチェック。
http://matome.naver.jp/odai/2133724113192734101


飛行機と車を乗り継いで28時間。途中の栃木部族との抗争なんかに巻き込まれながら命からがら目的地「尻焼温泉 ホテル光山荘」に到着しました。原住民に襲われたら煙草を渡せばどうにかなるって話も聞いていたんだけど、運がいいことに我々一行は無傷。途中、群馬の皆さんが集う「セーブオン」というお店で、煙草を買おうかとも思ったんですけど必要ありませんでした。


とにかく、ホテルで一息ついたら温泉にGO! 浴衣の下にビキニを着て、雪の残る極寒の川岸へ。川石は硫黄成分で茶色く染まり、湯気が立ち上っています。サンダルを脱いで川底に足をつくと、ずるりとこけそうになりました。普通に川なので、木の葉が川底で腐葉土のようになっているし、石には苔が生しています。まずは水の暖かさより、その自然っぷりに驚きました。浴衣を脱ぐのすら躊躇した気温も温泉に入ってしまえばこっちのもの。大自然に包まれて極上リラックスタイムでございます。周りに原住民のおっさんが二人裸でのんびりしていましたがお互い気にすることもありませんでした。混浴だ、裸だと騒ぐのは現代社会の悪しき習慣なのかもしれません。


五所川原乱子の乙女道場

【道から丸見え。ちなみに小屋は着衣不可の浴場】


乱子ちゃんの年末は「忘年会とは都市伝説だ」とばかりに仕事漬けで、毎日自腹タクシーか始発で帰宅という地獄のような日々でしたからね。たまにはこんな贅沢も許されるはず。


そして、夜も温泉へ。今回は真っ暗な中の入浴ですのでとうとう水着もつけません。やっと、群馬の皆さんと同じ高みに到達できました。凍えるような冷気の中、勇気をふりしぼって浴衣を脱ぎさり湯の中へ。近くにはLED電球が1灯のみ、それが周りの雪に反射しぼんやりと明るいのです。見上げると満天の星空、これこそ露天風呂の極みでございます。


翌日、朝から三度温泉へ。夜にぐんと冷えたようで、堰き止められた川の上のほうは凍っていました。氷の横で温泉に入るなんて、なんとも不思議な感じですね。けっこう早い時間だったのですが、原住民の皆さんが数人全裸で浸かっていました。さすがにあたしは水着で。さすが温泉、しばらくお湯につかっていると体の芯まで暖まります。そこでガバリと湯から出て、水着のままホテルへダッシュ。浴衣をぐずぐず着ているほうが寒いんです。冬の朝にビキニ姿が余裕の笑顔で川岸を走り抜ける図は、なんともシュールだったことでしょう。

五所川原乱子の乙女道場

【上の段は凍ってます。下の段は温泉で湯気が立ってます】


そんなわけで、「痔」によく効くという尻焼温泉。すごくよかったです! 痔ではないので痔の効果はわかりませんが…。
皆さんもぜひ、群馬のプリミティブな風に吹かれてはいかがでしょうか。

五所川原乱子の乙女道場

【今回もビキニ姿はご容赦くださいませ】


尻焼温泉「川の湯」
住所:  〒377-1701
     群馬県吾妻郡中之条町入山尻焼温泉内
TEL:   0279-64-2321(四万温泉協会)
入浴料:  無料
営業時間: 24時間
定休日:  共同湯は清掃時、川は天候次第



気がつくと師走です。弟子もおらず、今のところなんの師匠でもございませんが走りまわる日々です。弟子をとらない主義とは一度もいったことはございません。いつでもウエルカムです。放送大学並みに間口が広いのがあたしの信条です。どうぞ、土足でおあがりください。


さて、会社の移転によって、お弁当生活を余儀なくされる生活を送っております。「え、乱子ちゃんって料理をするイメージ全然ないんだけどぉ」と、常に酒場の片隅でハイボールを傾けて、ニヤニヤ毒を吐いているあたししか見ていない人は驚くことでしょう。案外、料理好きなんですよ。ただ、それ以上にお酒が好きなだけです。

お弁当作りって大変じゃない? と聞かれ、毎日作ってるんだすごいね! とほめられます。いやいや、毎日作っている方はいっぱいいるんですから、あたくしなぞちっとも偉くないんです。とはいえ、皆にほめてもらいたいんです! この見苦しいほどの自意識が、創作意欲を掻き立てます! あの小さな箱にあたしのパッションを詰め込みたいの!!!


ということで、試行錯誤の日々。


お弁当は小さなキャンバスだと考えると世界が広がります。お弁当レシピ本は、おいしそうに見えるには基本の5色「赤・緑・黄・白・黒(茶)」を入れることを書いてあります。その通りです。レトルトのミートボールやゆでたブロッコリー、プチトマト、玉子焼きを白いご飯と一緒に詰めただけでおいしそうに見えるんです。でも、そんなキャンバス毎日眺めていたら楽しくないじゃない。でも、そんな元気印のベッキーみたいなお弁当だけが幅を利かせていいのでしょうか。いいや、そうではないからこそ栗原類のように儚く陰気なお弁当だって必要なのです。


そんなわけで、考えたのが「変態単色弁当」。とにかく白一色のお弁当です。もちろん、不味いと意味がないのできちんと調理をすることにしました。


白と言えば白飯。とはいえ、そのままだと味気がないので間に海苔とかつお節をはさんで「のりだんだん」に。メインおかずはササミとえのき、玉ねぎのレンジ蒸し。これはきちんとレモンものっけて風味豊かな仕上がり。それからうずらと長いものピクルス。きちんとマリネ液を作って漬け込んだ最近のお気に入りのメニュー。そして白いかまぼこ。


すばらしくきちんとしたお弁当です。なのですが…ふたを開けると、なぜか「絶望」と「恐怖」しか感じません。暗い崖を覗き込んだような、そんな暗澹たる気分になりました。暗い気持ちで食べ進めると、それぞれきちんと味があるはずなのにちっとも食べた気がしません。こんなものを食べていることを人に見られたら恥ずかしいと、早く食べ終わりたいと思うのですが箸は進みません。目の前のパソコンディプレイを眺めながら、手元の真っ白い箱が視界に入らないよう機械的に手と口だけを動かしていました。

先日読んだ雑誌にも「オシャレな人は白い部屋」なんて特集がありました。「白」はオシャレなんです。儚く、ガーリーなお弁当が出来上がるはずだったんです。どうして、こんなことになっちゃったんでしょう…。切ない。


以上、お弁当道は厳しく険しいというご報告でした。
次回こそピュアで可愛い白弁当を実現いたします。



「お国はどちらです?と訊かれると、『岩国です、あの錦帯橋の』と答えるのが私の癖である。いつ帰ってみても錦川の水は澄んでいる。魚が泳いでいるのがよく見える。春夏秋冬の錦帯橋は、それぞれに美しいが、桜のころの錦帯橋は、特に大好きである。この錦帯橋をわたるたびに、私は何ともいえない幸福な気持ちになる。いくら自慢しても自慢しきれないほどの気持ちになるのである」


こちらは「私何だか死なないような気がするんですよ」とずうずうしいことをのたまった郷土の誇り、宇野千代さんのお言葉。すんげぇ、共感しますとも。でもうちの死んだばあさんは、千代さんのことを「岩国出身だというから本を読んだけど、あんな破廉恥な女は郷土の恥だ」と切って捨てました。あはは、バッサリ。


そんなわけで、あたしも胸を張って「岩国です、あの錦帯橋の」と答えるのですが、案外錦帯橋が伝わらない。案外情弱。その上、岩国をご存じない方にはまず「山口県の」とつけなきゃいけないんですが、どうもこの山口県になじめないのよ。「河豚の」とか言われてもあんまり食べたことないし「萩はいいところですよね」と言われたって、萩なんて小学校の修学旅行で行くところだし(そもそも県内修学旅行ってどうなのよ)。山口県=長州藩とひとくくりで思われるのがどうもいただけないのです。むしろ岩国は広島の属国にしていただきたいんだけど。郷土愛がないのかと怒られちゃうかしら。


以前、仕事先で「出身は?」と聞かれたことがあります。「山口県です。そちらは?」と返したところ「会津若松です」と答えられたときの気まずさったらなかったわよ。なぜ福島県と答えない! なんとなく謝らなきゃいけない雰囲気になるじゃない!


北海道でも同じようなことがありました。五稜郭に向かうときタクシー運ちゃんの「長州藩憎し」なガイドを聞きながら、当時神奈川県に住んでいた乱子ちゃん一家は「神奈川から来たって言ってよかった。山口県出身だと答えたらタクシーを降ろされるな」と懸命に方言をこらえたものです。


どうも山口県出身と答えるのは、なかなかリスキーなことらしい。


最近さらに「姫山の呪い」なんてものがテレビで放送されたようで、ますます山口県と言いづらくなりました。なんと、この呪い山口県にはブスしか生まれないというものらしい。こんな惨い呪いがあっていいのかしら。だから、山口県出身の有名モデルや女優がいないんですってよ。今後「山口県出身です」と答えたら「あぁ、どおりで」と納得されるじゃない! 


正確には「山口市」の伝説らしいので、岩国市は関係ないんですよ! 岩国市にはターザン山本がいるじゃない。


これからも、あたしは全力で「岩国」のアッピール活動をしていこうと思います!


五所川原乱子の乙女道場