いやぁ、寒くなってきましたね。

 

もしかして冬がまた来るんでしょうか?

 

 

毎年毎年繰り返していることなのに、
夏の間はすっかり忘れてしまう。

 

暑い時期が過ぎたらまた寒い季節が来るんだよ
ということを実感できないでいるうちに、
いつの間にか厚い上着が必要な気温になっています

 


若いときには、自分が歳を取るなんて
みじんも信じていなかったですね。

 

小学生のときには、自分がハタチになった姿なんか
想像できなかったし、
ハタチのときには、まさか自分が30になるなんて
思いもしていなかった。

 

いや、知識で知っていたとはしても。

ただ「知っている」のと、
それを深く「実感している」ことの間には、
まさしく天と地の隔たりがあります。

 


こうして毎年経験しているはずの、
夏の終焉、冬の到来でさえ、
心底「実感」するのは、気温の低下がやってきてのみ。

 

くしゃみを何回かかましてあわてて鼻をかみながら、
「あぁ、本当に冬はやってきてしまったんだ」
と、やっと心構えが始まるといった塩梅です。

 


「人は健康な時に、
 そうじゃない自分を想像するのが、
 なんて苦手なんだろう。」

 

こんな広告コピーがありました。

保険の広告だったかな。


これが今、頭のなかでは、

「人はあたたかい季節に、
 寒い季節を想像するのが、
 なんて苦手なんだろう。」

と置き換わって、すーすーする首元の寒気とともに
しっかり心にしみています。

 


この調子だと、きっと未来に何か備えるべきことを
うすうす感づいていながら、
実際にそれがやってくるときまで
ただぼけーっと過ごしてしまうのかもしれませんね。

 

そうならないようにと願っていても、
それがなかなか難しい。

 


だからせめて、今日一日を、
悔いのないように過ごしたいものですね。

 

 

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・・・とりあえず鼻をかもう。