とにかく人がいるところにはいたくない。
一人になりたい。
声を聞きたくない。
気持ちが落ち着かない
体は震え、涙が止まらないまま
実家に電話をかけた
「もしもし」
母の声を聞いたとたん
余計に涙が溢れてきた
「おかあさん…」
声を震わせながら言った
「どうしたの?」
と心配そうな母
声を震わせながら
「鬱になっちゃった」
そう言う私に母は
「やっぱり…」
あの日、家に訪ねてきたとき
気付いていたようで
ずっと心配はしていたようでした。
「家に帰っていい?」
「いいけど家は大丈夫?」
病院からの帰り道
これからどうしたらいいかとか
明日のこととか
今夜のご飯とか
何も考えられないような状態で
ただ涙が止まらない
実家に帰るか?と言ってくれたのは主人でした。
子供たちのこともあるけれど
こんな状態では、家事も育児も難しいだろうと
主人は義父母に話してくれ
義父母の理解を得て実家に帰ることにしました。
母にきちんと説明出来たかも分からない
主人と電話を代わって説明してもらったような気もする
義父母に「すみません。お願いします」
とだけ言って主人に実家に送ってもらった
実家は静かだった
布団を敷いてもらい横になり
目を閉じた
車の通りが多いけれど
小さい頃から慣れているせいか苦にはならず
余計なものが何もない
すごい安心感が得られた
久しぶりにゆっくり眠れた気がした
主人は親と話をして帰って行った
子供のことを考えると、
長期間、そうしている訳にもいかないため
まず数日様子見
5日ほどして一旦家に帰った
少しは落ち着いていたけれど
そんなに簡単には良くなるはずもなく
昼間は家にいても仕事を手伝うことさえ出来ないし
子供が保育園や学校に行っているため
主人はあちこち連れ出してくれた
夜9時頃に下の娘だけ連れて実家に行き
朝は家に行って子供たちを送り出し
昼間は家にいたり主人と出かける
しばらくそんな日が続いた
夜は実家で寝るので、余計なことを考えず、ゆっくりと安心して眠ることが出来た