Nelle Fantasie -8ページ目

自戒

3月11日の地震から10日がたとうとしています。



深刻な被害、増大する犠牲者の数、原発の不安など、

様々なことで嘆き、悲しむ日々が続いています。



この状況の気持ちを、適切に表現する言葉が見つかりません。



悲しみ、悔しさ、怒り、落胆。



こういう時だからこそ、見えてしまった人間の愚かさもあります。



私には理解することができないような行動を取る人も

世の中には存在するのです。



人の欲望や執着の醜さを知りました。



その一方で、改めて感じた人々の温かさもあります。



イタリア、スペイン、アメリカ、フランス・・・本当に多くの友人、知人から

心配のメールや電話を貰いました。


そして、人間の勇気は、とてつもなく強いこと。



今も、自分の命惜しまず、闘っている人たちがいるのです。



家族が傍にいること、友人がいること、家があること、食べるものがあること、

そのひとつひとつの重みを今まで以上に感じています。



今、報道されている沢山の人々の苦しみと同じ気持ちを、

もしかしたら明日自分が味わうこともあるかもしれない。



だからこそ、今という時間をていねいに生きること、

自分がどこで、何をすればよいのか、何ができるのか、

常に冷静に責任を持って行動したいと思っています。

無事帰宅!

地震・・・凄かったです。怖かった。。。






みなとみらいのビル13階にいた私は、揺れを感じながら自宅のことばかり考えていました。






ドコモ、残念ながらずっと不通でした。


iphoneとWキャリア持っていてよかったと、今回実感。






そして、17キロ歩いて帰りました。


近くに住んでいる方がいたので、心強かった~。






およそ4時間。


途中までハイヒールでしたが、中間地点くらいで2,000円くらいの靴を買って履きなおしたり。






被災された方、一刻も早く帰宅することができますように。


お亡くなりになった方も多いようです。


心からお悔やみ申し上げます。











5775 or 57000?

久しぶりに、ちょっとシビアなことを書きたいと思います。



先日、山崎まさよしさんのライブに行ってきました。

もともと好きなアーティストではあったものの、

たまに思い出しては曲を聴いてみる程度で。

今回初めて「生」セロリとか聴きました。



いや~すごかったです!


たぶん、私の中でモーツァルト、バーンスタインのあと三番目に

「この人天才だ・・・」と思ったアーティストです。


ギターも弾ける、ピアノも弾ける、ハーモニカ?も吹ける。

パーカッションもその場で自分で録音したものをリピートさせて作ってしまう。

そして、歌ってしまう良い声で。

しかも作詞作曲もセルフですよ。


今回のライブは共演者もいなくて、ひとりっきり。

歌った曲は20曲を越え、合間にMCもやってしまう。

また、歌が上手いんですよ。

しかも2日おきくらいの怒涛の全国ツアー。



まいったな・・・。


オペラ歌手の皆さん(私も含めて)、胡坐をかいてはいけません。


これで、チケット代は5,775円ですよ。


そうです、今日のタイトルの数字です。



凄いスケジュールで、どうやって声のコンディションを整えているんでしょうか。


よほどの神経質か、天才か。。。きっと後者な気がする。


日本のアーティストも侮れません。



では、57000円は・・・?

今年の某海外オペラハウスの来日公演S席のお値段です。

事情を知っていると、こんな値段になってしまっても仕方ないかと

思ってしまうのですが、それにしても高いですよね。



あまり、お金のお話はしたくないのですが、

もうひとつそれに関係していることを。。。



今週から、私のイタリアでの恩師が講習会のために来日します。

もう今回で5回目でしょうか。

数年前、この企画の立ち上げの時は手伝っていたのですが、

もう今は関わっていません。


今回は3週間で1日多くて9コマのレッスンを行うそうです。

50分1レッスンが伴奏代や通訳代などで、およそ3万円。

クラシックに詳しくない方からしたら、その値段に驚かれるかもしれません。


そこに意見を言う立場のない私ですが、

70歳近い人が朝から晩までレッスンを殆ど休みもなく行うことに

クオリティが下がっても仕方のないことです。


そして、それは確実に色々な評価へとつながっていきます。


この企画の話が上がったとき、

いずれこのような状況になってしまうことは予測できていました。

私にとっては、本当に大事な恩師。

沢山のことを学ばせてもらったし、

留学生活の中で辛い時、悲しい時にも

本当に支えてもらっていました。


だからこそ、日本のビジネスや色々な人達の思惑から

私が先生を守りたい、そう考えてお手伝いすることにしましたが、

結局は力及ばずでした。


成熟しているとは思えない、日本のクラシック音楽界。


その中に、大事な先生を引き込んでしまったことは

本当に見ていて苦しいことですが、

でも、先生自身が満足しているところもあるようなので、

それはそれでいいのかなとも思ったりします。


私にとっては、これからも大好きな恩師に変わりなく。


また私が出会った時のように、

日本で習う方達が、歌に対する幸せを先生から伝え感じてもらえたら。


このことをずっと話さないで今まできましたが、

少しだけこのブログでつぶやいてみました。