「動物の保護のお手伝いをしたいのですが
どんな事をすればいいですか」と
メッセージをいただきます。
飼い主や業者が道に遺棄した動物達は
遺失物として、近い保健所や
保健所に収容場所が無い場合は
各地域の動物収容センターに収容されます。
収容期限は、各地域によって様々。
この収容期限を過ぎれば、
掲載は終了し、飼い主や業者達の
所有権の権利がなくなります。
その後、センターから一般譲渡になったり
その子達を保護できる
各地域で認可された団体さんへの
行く先が決まったり
決まらない子達は処分されます。
(処分は、ほとんどが安楽死ではありません)
保護団体さんは
その子達に里親さんが見つかるまでに
去勢、避妊等の不妊手術や
身体の状態の悪い子達は
できる限りの治療をしながら
一般から手を挙げてくださった
預かりさん宅へその子を預けます。
シェルターを持ってらっしゃる団体さんも
いて、そこに毎日のお世話やお散歩、お掃除をしにきてくださる一頭のボランティアさんもいます。
保護するまで、そして里親さんに繋ぐまでには
センターからの搬送さん
預かりさん
が、最低限、必要となります。
一頭でも保護の数を増やす為には
① 自分の近い地域で信用のおける団体さんを
さがして、 預かりさんになる
②車での搬送を引き受ける
③シェルターにいる子達のお世話をする
④信用できる保護団体さんへの医療費用の支援
以上が保護の最良のお手伝いになると思います。
でも、預かりといっても、動物のお世話をするのですから、簡単にできることではないし、先住犬との相性も考えてあげなければいけないし、犬種や性格に対しての選り好みや我儘を言えば、また保護した子達に負担がかかるので、よく考えてのボランティアだと思います。
日常でもできることは
いっぱいあります。
自分の家の周り、、
リードにつながれて水、餌だけ与えられ
お散歩もなく、放置されている犬や
庭に放置されてる
飼い殺し状態の子達
この子達は、雨の日も雪の日も台風の日も
外でじっと耐えてます、、
なかなか声かけはできないのは承知で
「お散歩行かせてもらえませんか!」と
声をかけてみる。
そんな勇気が動物愛護につながる
とても大切な事だと私は思います。
自分ではどうにも逃げられない
助けを呼ぶことができない
幼児や動物は
きっと、そばにいる方々の
声かけや行動が無ければ
ずっとそのまま、、
死んでしまうことも多々あると思われます。
先日、里親さんが見つかった
プリンちゃん
繁殖場でこき使われ
帝王切開の傷跡は酷く、、
産まなくなってからは、ゲージに閉じ込められて
歩くこともままならない状態だったプリン
「うちは一週間に一度は散歩してるし、餌も水もやっているから」と言われたそうですが、
ルミママさんは
「それではこの子が可哀想、もっと愛情をかけてほしい、近所の皆がそう思ってる」と
勇気を出して、言ってくださいました。
近所からの目、警告を知らせる
とても大事な事
他にも、保護活動をなさっている
さちぞうさんが、同じく近所のつながれっぱなしの犬のお散歩を自分にさせてほしい、と
お願いしに行って、実行してくださったこと。
遺棄される子達以外にも
ツラい思いをしてる動物達が
いること、、
近所のお爺ちゃんが家の庭で
野良猫に子供を産ませ、増やしている
そこに、捨て猫支援にゃおさんと一緒に
お爺ちゃんに掛け合い
保護して不妊してくださった
朔弥ちゃんママさん
真ん前のお家の庭に、小さなチワワが
野ざらしで飼育されていて
「我が家で飼いたいです」とお願いして
自分ちの子にしてくださった方。
遺棄動物の保護はできなくても
身近にできる保護が
いっぱいあるんだということ
改めて、そんな事を実感した
年明けでした。