「渡さない」という
16歳のポメラニアンのアネムの
引き出し交渉へ向かいました。
だけど明るくふるまうアネム
「医者には見せたの?」に
首をふる経営者
私も譲りたくない
そんなやりとりの中で
リストに載らない子がいることが
わかってきた
「何故放出犬リストに載せなかった?」
経営者は「全身ガンだからもう死ぬから」
「会わせて」
犬舎の中に入り、もう夜で
ここは照明もなく、スポットライトだけ
いた、リストに載せなかった子が
冷たいコンクリートの上を
フラフラしながら
足をひきずり私の方にきてくれた
シーズー女の子 10歳
腫瘍ができながらも
この子はたくさん出産してくれたと…
この子を見た時、私は言葉を無くし
何を言われようとも
この子は連れて帰ろうと
「もう腫瘍だらけだからダメだよ」
だからって、こんなゴミ捨て場
みたいなとこに置いておけない
その後はあまりよく覚えてなくて
気がついたら
この子もアネムも車に乗っていた。
「人としてどうよ」と言ってしまった
ことは、なんとなく覚えてるけど
無我夢中で連れて帰った子達
アネムは個人ボラさんのお宅へ
シーズー女の子は我が家へ
糞尿にまみれて汚かったけど
車中長旅だから疲れてるから
今夜は我慢してね
翌日仕事だったけど、
朝4時に起きて、この子をシャンプーした
可愛い美人な子
臭いが取れて、気持ちよかったかな
オシッコとウンチしてくれたけど
この子の後ろ足はまったく筋肉がない
不要犬として、狭いゲージに
入れられ、足がかたまっている
それでもお尻にウンチがつくのはイヤで
前足で立とうとする
子犬が歩くみたいに…
声帯は切られ、歩くことも奪われ
ただ子供も産まされることだけに
使われたこの子の身体
あちこちの腫瘍からは膿が出ていて
それも放置
この子が可哀想過ぎて、、
自分が順風満帆な時に「長生きしたいな」
なんて思ったことすら悔やんだ
ちゃんと生きたくても
生かしてもらえない命
この子の姉妹は先月亡くなったと
私のところに
まともに歩けない身体をひきずり
トボトボきてくれたこの子
きてくれてありがとね
庭で歩く練習
そしておそらく初めて見る外の景色
ちょっと嬉しそうでしょ
名前は ウィア
いただきましたm(_ _)m
今は、、大イビキをかいて
眠っています。
まだ繁殖場にいる
ウィアの仲間達を助けるよ!
がんばるから!