「何気ない毎にちを貴方に伝う」1ノ4 | 小説と未来

「何気ない毎にちを貴方に伝う」1ノ4


もうすぐ、日曜日も終わってしまう。


それなら何かすればよかったのに、と後悔しても、もう遅い。


「いつもそうなんだよな」なんて独り言が口から溜息と共に出てくる。



クラーにテレビ、それだけで一日中うちで過ごせる。昼間から缶ビールを飲みながら、座椅子にうな垂れていれば一日は過ぎてゆく。

休日昼の缶ビール、いつからかそんなのが当り前になった。もう何年も前からだ。


つまらない一日になる、と頭ではわかりつつ、どこへも行かずに缶ビールの栓を開ける。習慣とは恐い。


仕事に疲れたからさ、といういい訳も今の楽な仕事では通用しない。これはもはや、僕という人間の性格にあるんだな、と認めるしかないか。


そんな生活が終わると、どこかで期待していたはずの新しい生活は、変わらない僕を家の中にうずめている。



「僕が僕であるために」そのフレーズの次には前向きな強い意志が現れるはずなんだけど、僕においては、「僕が僕であるために、立ち上がる気力さえ出てこない」


また駄目人間の言い訳で、土日が過ぎてゆく。土曜も家庭教師の仕事を入れてもらおうかと考える。この生活を抜け出す方法が僕には見つからない。



きっと君ならたくさんの趣味を持って、休日を忙しく過ごしているはずだろうね。


僕は誰にも何も言われない場所にいると、ただ無駄に生きているだけ。一歩家の外に出る事さえメンドクサイ。存在の無駄を感じて、今日も一日が過ぎ去ってゆく。


いつまでもこんな事をしていていいのかな?そして、僕は何しにここへ引っ越してきたんだろう?

自分への不満が少し心の内に育つ。


変えるきっかけはこんな不満な思いから生まれてくれやしないか、と我に期待する。



「はあ、まあいいか」

でも、過ぎ去った今日の不満は溜息と共に噴出され、なくなってしまう。


また零に帰って明日の一日を望もう。

「おやすみ」とは、明日の一日を行動するための一言だ。


もう一度、君に、「おやすみ」