新世界3-孤島の物語 1
岬に咲く花は黄色い小さな花の集合体
淡い黄色や濃い黄色がモザイクのように、ちかちかしている。
波音、風音、花揺らす音、ハナは風に浮く雲を眺めて、今を明日へと繋げている。
陽だまりの下、誰もいない孤島の高台から海を臨む。
遠い雲の下に貴方がいるでしょう。
人のいない孤独な島、ハナは今も夢叶う事を待ち望んでいる。
いつか離れ離れになってしまった貴方に会いたい。
昼にはユーカイスと名乗る女中がやってくる。
生活には困らない。
孤独や不安を忘れて、ハナは穏やかな心を心を保っている。
風に吹かれて漂う花の香り
仄かに甘いその香りを鼻を使って十分に吸い込む。
優しい香りは体中に浸透してゆく。
今日も穏やかな一日が過ごせる。
何もない孤島で、ハナは僅かな変化を楽しんでいる。