【親事(介護めも)】
【わたしめも】
macoです。





今日は親事。
…と、私の心の解放。
(なんか文章がぐっちゃぐちゃだわあ笑)



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※私の実母(age.82)は中期認知症。
要介護4 日常生活ほぼ要介助。
夫婦二人暮らし。
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気管支炎と褥瘡と発熱で入院した母。


   

3月21日(木)
母、入院2日目。



食事介助をしようと思って、
お昼時に病院へ立ち寄った。


発熱しているためか、受け答えの反応が薄い。
表情が無い。






ミキサー食が運ばれてくる。

ご飯も、野菜煮も、麦茶も
ぜーんぶ、フルフルゼリー状態。

始め、自分でスプーンを持って食べてはいたけど、指圧も弱く、スプーンを上手く扱えない。


なので途中から食べさせる。


今、自分が何を食べているのか?
なんだか分かっていない様子だけど、
私がスプーンですくうと、大きく口を張る。

お腹は空いているんだろう。

だけど、全がゆのゼリー状は、海苔の佃煮が無くなったら、声にならない声で「いらない」と拒否。

野菜煮が入っていたけど、食べてしまった空っぽの器を手でまさぐり取って、口を張って舐める。






私…

子どもを産んだ時に、
ただひたすら生きて動く子を見て
「人間って動物なんだなあ」
なんて思ったんだけど。



今回、

痩せこけて、表情なく、それでも
ただひたすら食らう母の姿をみて、
「やっぱり人間って動物だわぁ」
なんて思ったよねー。


変かな?笑





それと同時に、


ああ、母はこのまま衰弱していくのかなあ。

母は母だけど、表情がなくて、こちらからの呼び掛けに反応が無い母を、これ以上在宅で介護することは無理だ…。

そんなこと思う私はダメなのかも。

イキナリ容態急変!ってなるのかなあ。


あーーー
やっぱり悲しい。見てるの辛い。
でも見てあげたい。
でもでももう生活がいっぱいいっぱいだ。

あーーー
月末の仙台行き、行きたいっ
万一…なことがあったら、やっぱり行けない。
今、この状態でも行っていいの?
いやいや、行っていいでしょ
私のやりたい事を決行したい。怖いなぁ


などと、
色んな感覚を味わう。





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夜、

仕事から帰って来た父とガッツリ話しをした。




ご飯を作ってあげたら、

「あーー 誰かに作ってもらったご飯を
温かいまま食べるって…何年振りかな…」

そんなことを言う。



いやいや、誕生日会とかなんだかんだやってるから、あなた、先月も、先々月も、温かい私の手料理食べてるよ。

…とは思ったけど。まあ、よい。


父も、それだけ介護生活に疲れているんだ。






この2日間で、

父は、自分がずっとやっていた介護生活が
とても大変だったんだ…と再認識したようだ。

仕事帰りに寄った病院での母は、
父にまったく無反応で。
会話も出来なくて。
かろうじて帰り際、さっと手をあげたとか。





そんな母を見て帰って来た

父の中でも、





もう限界だな…

このまま最期を迎えるのかな。

退院になったら施設かなぁ

でも、ちょっとでも反応があるうちは可愛そう。

ずっと一緒にいて、俺の世話をしてくれて来たのに。

放り出すみたいで嫌だ。

罪悪感。




そんなことを思ったようだった。





それを私はまた、
受け止めて聞いてあげていた。



時に共感して。
時に慰めて。
時に発破をかけて。
時に冗談で。

掛ける言葉はなんぼでも出てくる。




気落ちしている父の心に寄り添って

「そうだねぇ 分かるよ」

なんて。






やってたんだけどさ!!!




ふと、今朝のやり取りを思い出した。




私の心の中は

お母さんを見てるのは
悲しくて怖い!!!

だったんだっ





でも今までは、

長女メソッド頑張る教だったからさ、


そんな弱いこと思ってなんか居ませんよー
なんでも私に頼りなさい!


…と、頼れる娘✨だった!







でも、





もう、






それ、

やめる!
やめるよ!





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母のことを考えて、ちょっと涙ぐむ父。

そのまま泣かせてあげたい気持ちもあるけれど、それを父だけにさせる気になれなかった。


私はオマエの母じゃねーーー!真顔






私:
「ねぇ お父さん」


父:
「なんや?」


私:
「今ね、お父さんの気持ちを聞いて、辛くて悲しいって泣かせてあげたいなぁって思ったんだけどね。

私、いつも出来るお姉ちゃん、頼れるお姉ちゃん、なんなら妹の気持ち、お父さんの気持ち、お母さんの気持ちも受け止めて、物分かり良く振舞って来れたけどさ。

悪いけど、私は、お父さんとお母さんの子どもで。弱っていくお母さんを見てて、私だって悲しいんよ。辛いなぁって思ってる。言ってたら泣けちゃう。

でも、現実は待った無しで進んでるし、やる事はしないといけないからやってるけど。

私も強くなくて悲しいからね」



父:
「そうやな。親が弱ってくのは悲しいな」






言えた。。。






別に謝って欲しいとか
感謝を述べて欲しいとかじゃないから、


父のこの、最後のこの言葉は
とても正解だった。

オウム返し。







このやり取りで

私は


私の中の私を、外に出してあげれた。


素直な気持ちを、伝えれた。






はぁ照れ 何かが昇華されたわぁ



何か=

長女メソッドとか
頑張る教とかかな。


ギュッと握ってた、怖いを手放した感じ。





父と2人で
この後も結構しゃべって。


悲しい、怖いを感じてもいい。
泣いてもいい。泣かなくてもいい。
でも辛くなるほど思い詰めなくてもいい。
感じたい時に感じていい。
忘れてもいい。



そんな、どっちもあって、無くてもいい
っていう、心の在り方論で
話は終わったよ。






はーーぁ



言えたら癒えた。