今日から、暦上の新年です。壬寅(じんのとら)年から癸卯(きすいのう)年に変わります。
人によっては、運気の流れが変わるのを感じる方がいて、この数日、何となく慌ただしいと感じる方がいるかもしれません。運気の流れが変わるというのは、風向きが変わるようなもので、追い風に感じる人もいれば、向かい風に感じる人もいて、歩むスピードを変えざるをえない時です。何となく落ち着かないのは当たり前です。
寅年と卯年が天中殺の方は、2月、3月も天中殺の月ですから、どっと疲れが出ている頃かもしれません。
時間が取れるなら、思いっきり寝てほしいです。
さて、今日は天中殺のお話です。
天中殺になると、日頃、「まっ、いいか、何とかなる」と先延ばしにしていることが、何とかならない状況になるんです。向き合わなければならない状況になるんです。
別れの予感を感じながら相手にしがみついていたら、振られてしまったり、
会社の業績が悪いと噂されていたのに、辞めずにいたら、会社が倒産してしまったり、
楽しい独身生活を送っていたはずなのに、次々友達が結婚していき、猛烈な寂しさに襲われたり、
焦り・不安、心配・寂しさ……といった感情をコントロールできなくなってしまうのです。抗えば抗うほど、ネガティブな感情に溺れていきます(下の写真状態です)。
もし心のバランスを崩してしまったら、どうすればいいのでしょうか。
今できること、やらなければいけないこと、やりたいこと、好きなこと、趣味、読書、書道……、何でもいいので今、この一瞬に集中するのです。この状況を何とかしようと、焦らないことです。
今、この瞬間、目の前に集中することは、ある程度は訓練です。
天中殺は、「空(くう)」という意味があります。上図を見て下さい。天中殺前は、道がありましたが、天中殺になると道がなくなるのです。向こう側に渡ることができません。つまり、前進できないのです。
このままではだめなんだ……と気づき、反省することになります。
その代わり、空(くう)ですから、精神的な勉強はいくらでも、<こんなに私、頭がよくなったの?>というくらいに、無限に頭に入ります。資格試験なんかも目指してみて下さい。
毎日、目の前のことに集中していると、いつの間にか、悩みや不安から抜けていることがよくありますから!
2023年も、芸能人の例題をたくさん取り入れて、皆様が幸せに生きるためのヒントを算命学的にお伝えできればいいなと思っております。
今日も、最後まで読んで頂きどうもありがとうございました。