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近所のパン屋に置いてある煙草の自動販売が異常事態です。全体の３割程度、さっき数えてきたら２３種類の煙草が売り切れのままです。販売中の煙草もロシアンルーレットよろしく、違った銘柄が出てくることもあるとか。高齢の店主が煙草販売に嫌気がさしたのか、それとも喫煙者に何らかの恨みがあるのか定かじゃありません。
煙草が好きな人にとっては肩身の狭い世の中になってきてるようです。公共の場所で喫煙できる場所はことごとく少なくなってきてます。ファストフードで喫煙しようと思ったら動物園のガラスの檻みたいなとこに入らされます。路上で歩き煙草でもしようものなら知らない人からものすごい目でにらまれます。僕はかつて喫煙者でしたが、こんな世の中が来ると察してかとうの昔にやめてしまいました。もともと煙草を吸う姿に憧れてただけなので止めるのは難しいことじゃありませんでしたが。
映画やドラマの主人公の煙草を吸う姿に憧れたり、ストラトのヘッドにクラプトンのような煙草の焦げあとを再現するためだったり、ヤンキーの仲間に入るためだったり、吸い始めるきっかけは人それぞれだったと思います。煙草が単なる嗜好品だった時代はそれほど騒がれることもありませんでしたが、受動喫煙における害が伝えられるようになると一気に喫煙者は肩身が狭くなりました。最近、喫煙者の背中に哀愁を感じるのはそのためでしょうか。
そんな愛煙家の人にはこんな曲いかがですか。ライ･クーダーの『パラダイス＆ランチ』より「Fool For A Cigarette/ Feelin' Good」です。
