昨日 ぼく 

いつもの 噴水公園で

一服してた

 

少し離れたとこにいた

青い目の 

若いお兄ちゃんが

ぼくんとこ 寄ってきた

 

たばこ一本 ちょうだいって

 

「ええよ はいどうぞ」

 

ぼくのすぐ横に座って

「ありがとう」

 

「どっから来たん?」

 

「オーストラリア」

 

「なんで日本におるん?

仕事?勉強?」

 

「先月から 子供たちに

 英語 教えてる」

 

「そうなんや」

 

「けど 大好きな彼女が死んだ

もう 生きていくのがつらくて...

噴水見てたら

少し心がなごむ」

 

「それは しんどいなぁ...

けど 頑張るしかないで

絶対 投げやりに

なったらあかんで

前を向いて 

一歩ずつ 一歩ずつ」

 

ぼくは 彼の顔を見て 

泣きそうになった

 

きつく握手して 

ハグして

別れた

 

また ここで会おなって

 

ピーター 負けたらあかんで!