12時頃
いよいよ分娩室へ。

子宮口が7センチほどになる。

仰向けでは痛みを逃せない。

脚が痙攣してしまう、声が出てしまうくらいの痛みが、3分ごとくらいにくる。


その感覚がどんどん短く。

最初は
「僕の手、握っていいよ」
と言ってくれていた息子も
私が痛がる姿を見たくないのか
「お部屋の外に出たい…」
と言い始める。


「一人じゃ不安だから、近くにいて」
と言う。
本当に、そばにいてほしかった。


そう言いつつ、陣痛が痛すぎて、もう限界。
息子のことも目に入らないくらい痛い。


助産師さんも、
そろそろお産体制に。


息子も不安がっているので、
ばーばと一緒に一度分娩室を出てもらう。


赤ちゃんがどんどん降りきてるのがわかる。
もう出したい!



肝心の四つん這い

になれないくらい痛い!

助産師さんには
「仰向けになって」
と言われるも、
「仰向けはイヤなんです、横向きでもいいですか?」
と力を振り絞って言ってみる。


横向きのまま。
いきむ体勢に。

上側の脚をもってもらう。


お尻を抑えてもらい、
息と声を逃さず、
自分のお腹を見ながら、
思いっきりいきむ!


会陰もお尻も、ものすごーく痛い!
でも、あと少しで出でくる感じ!


「ご家族、呼びますか?」
と聞かれるも
「呼ばなくてもいいです」

たぶん、私の姿を見たら息子が泣くから(笑)



3回目くらいのいきみかな、
赤ちゃんがぬるっと出てきた!

会陰がピリピリしてるけど、裂けたのかな?




すぐに産声が。


やっと出た~!!


ちっちゃい!!
かわいい!!


同時に、
分娩室へ息子とばーばが呼ばれる。


「わぁ~赤ちゃんだ~!ちっちゃい!かわいい!」
と、息子は大喜び。
ビデオカメラを回し始める。
録画ボタン押してなかったという、あるある(笑)
赤ちゃんは体を拭いてもらったり
計測したり。

長男の誕生時よりも1キロくらい小さかった。


私は、幸福感に包まれながら
あとの処置を受ける。
(痛かったけど!)

胎盤とヘソの緒が出てくる。



「うわぁー!見て、このヘソの緒!」

「わぁ!!」

と3人の助産師が驚く。

続く