野田版 鼠小僧 | Sleepless Town - in Tokyo-

野田版 鼠小僧

東劇で「野田版鼠小僧」を見てきました。

その前に銀之塔でシチューをいただきました。
寒いので暖まりましたが席が入り口のそば。ドアがあくたびに友人が困ってました。

映画は・・・

最後は鼠がお裁きを受けるという、権力につぶされてしまうんですね。

クドカン演出が斬新、と思ったら野田版も負けていない。

コントみたいにこけたり倒れたりと忙しい。たしかに「これは歌舞伎か」という疑問があっても
おかしくないです。

配役で気になったのが 清水大希

もう一人の三太。

三太@鼠小僧が岡っ引きに刺され、(そそのかしたのは大岡忠相)空から小判がふってくるのを
まってる三太のために屋根にあがっていうセリフがいい。

「だれかが空からみてるから」

部屋子になるまえの舞台だったんですね。

彼-三太ではなく鶴松にとって、数年後に現実になるとは。

中村座おなじみの俳優勢揃いで、どの人もキレてて面白い。

りびんぐでっどにはいなかった孝太郎が忠相の正妻ででていて、恐妻でした。

七之助、扇雀、福助と女形もどっかいっちゃってます。仲裁役の彌十郎もいい(若い)

勘九郎(当時)、三津五郎、三津之助となくなった方も数名でてます。

ともかく面白いの一言です。