再び足を運ぶのに10年以上かかった話 | めがねの隠れ家

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 毎年2月は芸大・美大の卒業制作展シーズンが到来します。

京都も国立大1校と私立大3校が美術館で順次展示されるんですが、今年は国立大が自校で開催されたんで、私立大と同日にハシゴして見てきましたよーっと。




 

実は制作展に行くようになったのは去年からで、それまで10年以上訪れることができなかったんですよね。


あふれる才能にびびり散らかしてたから。


わたしは芸大卒なんですが、学生時代からずっと「0から1を生み出す力」がほんっっっとうに弱い。アイデアが湧かない。

要領も悪いし、その癖サボるし、とにかくも〜そんな自分が嫌で嫌で!


そんなヘタレ満開なのであふれる才能にびびり散らかして(しっかり2回言う)、怖くて怖くて行けなかった。


そんなヘタレ満開が(しっかり2回)なんで今になって行けるようになったか。


それは、ものづくりをする仕事をかれこれ10年続けたあたりで、なんか…行ける気がしてきた!と思えてきまして。なんとなく。


自信を持てたわけでもなく、ただただ時間が解決した、みたいな。


でも行ける気がしてきた!から、明日行こう!までまた数年かかってた。なんでなん。



そしていざ制作展に行ってみたら、わたしの学生時代よりとても進化していて、とにかく面白い。


面白いしアイデアの引き出しも埋まるし、満たされた気分になるし…楽しいけど、もし10年前のわたしが行ってたら自己嫌悪でたぶん吐いてるなと思った。


だって今も吐きそうになってるからね!

(大丈夫になったんじゃないんかい!)


全く器用に生きれてないけど、フラフラになりながら制作展を見れるようになった自分は、まあまあ良しと思いたいなって話でした。

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