より
昨日より今日
今日より明日
人はより多くのものを欲する
より遠くを目指し
より強くなれるよう鍛え
より深く関わり
より豊かになろうとする
政治はより権力者寄りに
経済はより資本家寄りに
科学はより神仏寄りに
宗教はより人間寄りに
あらゆるものが極端に偏り
より現実離れしていくような
有象無象がせめぎ合っている
それは人間の歴史でもあり
現代に至る進化の証でもある
それでもどんなに進化して
遺伝子を引き継ごうとも
私たちが必ず辿り着くのは「死」
「死」から逃れようと
どんなに足掻いても
誰もが訪れる「死」
この「死」の存在は
付かず離れず寄り添い
私たちを苦しめる存在
それと同時に
「死」は「生」と隣り合わせに
寄り添っている存在でもある
人はより「死」から遠ざかろうと
豊かさを求め 自由を求め
より貪欲に多くを求めたがる
私たちに本当に必要なのは
「足るを知る」ことなのかもしれない
「過去」より「いま」
「未来」より「いま」
なによりも目の前にある
「いま」に寄り添うこと
「いま」に満たされること
人は奇跡の繰り返しで
「いま」の命が保たれていて
ほんの僅かな隔たりで
その命を失う脆い存在
だからこそ私は私の命に
いつも寄り添い合って
労りながら生きていたいと願うのだ
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202106102300初稿 詩集
202106122100投稿
あとがき
エッセイの書き方を
「です」「ます」調から
少し変えてみたくなりました
Kindleで電子書籍を
出版したことで
より自身を見つめ直し
より覚悟を持って
思想を残したいと思いました
そして今回の詩集作りで
過集中による心身の負担と
HSP故の疲れやすさを実感し
今後は無理なスケジュールでの
作品創りをしないように
気をつけると決めました
創作スタンスは今まで通り
普遍的な人生の気づきを
中心に残していきたいです
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