自分を殺すこと | 『もの想い』macoto

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子供の頃に近所でよく遊んでいた幼なじみが

 

何年か前に自殺したことがあります。

 

それから自殺したというニュースを聞くたびに

 

こんなことを思います。

 

 

 

本人じゃないから

 

自殺するほどの苦しみを味わったわけじゃないし、

 

死人に対してはもう手遅れなんだと思います。

 

 

 

でも生きている人には

 

なにか届くかも知れないと思ってます。

 

きっと重かれ軽かれ一度は死にたいと

 

考えたことがある人って多いと思います。

 

私も何度か死にたいと思うようなこともありました。

 

 

 

人は人との間にいるために

 

ときには自分の個性を殺して生きています。

 

そのためとても苦しい思いや

 

つらい思いをすることもあります。

 

 

 

たとえどんなに苦しくても

 

たとえどんなにつらくても

 

人は自分で死を選んではいけないと思います。

 

 

 

もしそれを選ばなければならないような

 

状況になったのだとしたら

 

それはその状況に追いやった周りの責任で

 

自分を責めてはいけない。

 

 

 

そのときは人のせいにするのではなく、

 

自分を励ますことに集中してほしいと思う。

 

そして一人で抱え込まずに他の誰かに相談したり、

 

何度でも助けを求めましょう。

 

 

 

もちろん二度と起こらないように

 

自分のことも振り返ることも大事です。

 

 

 

人は愚かな生き物だからくだらないことや感情だけで

 

理性を忘れて攻撃することがあります。

 

 

 

だからといって必要以上に自分の個性を殺すことはなくて

 

それ以上に自分で自分を殺すことだけはしたくないと私は思う。

 

もちろん誰かを殺すこともしたくないと思う。

 

自分を活かす方法を探して抜け出すしかないんじゃないかなぁ…

 

 

 

なにかひとつでいいから没頭できることを見つければ

 

自分の生きる道が

 

自分を活かす道が

 

見えてくるのかもしれません。

 

 

 

ほんの小さな希望だけは

 

どんな状況でも捨てちゃいけない。

 

 

 

残された人は一生、

 

君の助けになれなかったことで苦しむことを忘れないで…

 

 

 

 

 

生きてさえいれば 変化してゆくものだから

 

 

 

 

 

なによりも自分のために生きることを選びませんか?

 

自分のために一生懸命、いま出来ることをやることが

 

実はなによりも誰かの生きる望みになっているってこと忘れないで…

 

 

 

 

 

私はそんな風に思うのです。

 

 

 

 

 

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200903100700エッセイ『もの想い』