遺伝 | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

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生きとし生けるものはすべて


自分の種を残すため


遺伝子という細胞に記憶させる




その遺伝子には


種の保存のために必要な能力や


生き残るための特性もあるが


どうしようもない欠点も組み込まれる




こんな容姿で生まれたくなかった


もっと頭が良かったならいいのに


生まれ持った遺伝を嘆く人も居れば




私にしかない特徴をどう活かそう


私にぴったり合う人・物・事を探そう


生まれ持った遺伝を受け入れる人も居る




人の人生は遺伝による影響は大きい


しかし遺伝がすべてではない


いまある自分をどう変えて行くかは


いまからの自分次第なんだと思います




人が人として存在し始めた昔から


どんな人にも共通している遺伝がある


それは最低限の生き抜くための能力




畏れること 食べること 出すこと


眠ること 泣くこと 笑うこと




そういった生きるために必要な能力は


大抵の人は遺伝として持って生まれてくる


それはどんな国の人でも世界共通です




だからこそ人は身の周りにある危険を畏れ


なにかを食べて出し 安全な場所で眠り


ストレスを泣いて 笑ってコミュニケーションをとる




そんなシンプルなことを大切にして生きること


そういうことが人が人として生き続けるために


この先の人に残していく遺伝子なのではないでしょうか







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