遠回り | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

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きっと 君へと続く一本道を


まっすぐ ただまっすぐ突き進んでいけば


辿り着くのは早かったのかもしれないね




でも君とめぐり逢えたのは


まるで登山でもするかのように


曲がりくねった峠道を行くようなものだった




もしも最短距離で君に出逢えていたなら


こんなつらい想いはしなくてすんだだろう


だけど遠回りしたぶん君の大切さが分かった




本当は真っ白なまま君を抱きしめたかった


だけど棘の道や険しい泥道を歩いた僕は


傷だらけ泥だらけで汚れてしまって


純白のドレスを纏った君を抱きしめられなくて


君が汚れてしまわないように肩に手を置いて


コワレモノを扱うように そっとキスをした




僕らがそうして結ばれるまでにした遠回り


きっと神様がいたずらをしたのかもしれないね


もしかすると遠回りだと思ってたこの道が


唯一 君へ辿り着ける道だったのかもしれない


僕らがお互いの大切さを理解し合うために…






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一直線にまっすぐ向かうことが

必ずしも近道とは限らないよね

遠回りして回り道したかわりに

辿り着いたときの感動や歓喜は

何ものにも換えがたいものになる


そんなこともあると思うのです

僕は遠回りばかりの人生ですが(笑)