主人が亡くなった時にしなければならない25のこと | 『もの想い』macoto

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2010年1月17日放送のエチカの鏡という番組で

 

「突然家族が亡くなった時、後悔しない葬儀が出来ますか?

もしも世帯主が亡くなってしまった時に

後悔や失敗をしてほしくない」と葬儀のプロ

葬儀コンサルタント 木野島光美さんが語る。

 

家族が亡くなるというのは大抵の場合は突然訪れます。

 

そのため、お葬式に不満を持っている方が多いそうです。

その理由としては「事前準備」がされていないからです。

 

私、macoto自身も2009年9月26日に父を胆管がんで亡くしました。

 

やはり治療中には亡くなることよりも

生きるためのことを考えて看病していました。

ですから父の死は突然で正直、準備はできませんでした。

亡くなってから慌てて葬儀の準備などをして

なにから手をつけていいのか分からない状態で

ネットで調べてみても詳しく書いてる記事も少ない。

そんな時にこういう記事があれば良かったと思い、

かなり放送からは時間が経ってしまいましたが

今後、同じような思いをして葬儀で後悔する人を減らすためにも

記事に残しておこうと思いました。

 

 

 

「葬儀までにしなければならない25のこと」

 

 

1.死亡診断書をもらう

 

 

 

  病院で亡くなった場合は担当医や死亡に立ち会った医師などが

 

  死亡診断書を書き遺族に渡す。自宅で看取った場合

  ただちに医師を呼び死亡診断書を書いてもらう。

 

  死亡診断書の死亡届に遺族が署名・捺印をして

 

  亡くなってから7日以内に役所へ提出し、

  火葬許可(申請)書が発行される。

  ※役所への手続きは葬儀社に依頼することも多い。

 

2.葬儀社を選ぶ

 

 

  葬儀社を選ぶポイントとして

 

  ①対応は親切か?

    電話対応やいろんな質問に応えてくれるかどうか。

  ②実績はあるか?

    地元の評判やクチコミ情報などがあれば調べる。

  ③料金は明確か?

    事前見積りがあり例えばビール1本の値段が明確かどうかなど。

  ④葬儀の知識が深いか?

    葬祭ディレクターが何人在籍しているか。

  ※病院には各葬儀社の連絡先を置いてあるケースが多い。

  

3.遺体を安置する

 

  亡くなってから通夜までの間にきちんと遺体を安置する。

 

 

4.寺に連絡する

 

 

  通常は先祖代々つながりのある菩提寺に連絡する。

 

  菩提寺がない場合は葬儀社から紹介してもらう事もできる。

  僧侶のスケジュールを聞き、戒名を依頼する。

 

5.葬儀の日程と場所を決める

 

 

  僧侶のスケジュールの他に火葬場の日程を確かめる。

 

  葬儀場決めは公立の葬儀場や葬儀社所有の葬儀会館や

  ご自宅を選ぶこともあるが、最近はホテル装や音楽装もある。

 

  日程や場所が決まったら故人の知り合いに連絡する。

 

  ※普段から家族同士で友人の連絡先を共有するのが重要。

 

6.葬儀のプランを選ぶ

 

 

  基本プランでも最低限必要な物は揃ってるが

 

  ここから様々なオプションを付ける事が一般的。

  ※ただ必ずしもオプションを付ける必要はない。

 

7.手伝いを依頼する

 

 

  葬式には記帳や香典を預かる受付道案内など

 

  人手が必要となるため友人に手伝いを依頼する。

  ※葬儀社のオプションで依頼することもできる。

  

8.故人の遺影を決める

 

  故人の普段の表情が出ている写真が望ましい。

 

  

9.通夜ぶるまいを決める

 

  通夜ぶるまいとは弔問客にお礼お清めの意味で

 

  食事やお茶をふるまう事で、その用意する数は

  予定人数の5~7割程度が一般的だそうです。

 

10.現金をおろしておく

 

 

  葬儀までに意外に現金が必要になる場面が多いため

 

  ある程度の現金を手元に用意しておく必要がある。

 

  例:退院費用・移動タクシー代・通夜ぶるまい・精進落とし

 

   ・葬儀社への支払い・心付け・その他飲食代など

 

11.手伝ってくれた人に心付けを渡す

 

 

  一般的に通夜を手伝ってくれた人に心付けとして

 

  現金を渡す事が慣習とされている。

  ※受付・案内人には3~5千円くらいが目安とされている。

 

12.線香の火を絶やさない

 

 

  線香の煙が故人の霊をあの世に導く道しるべになる

 

  と言われている風習があり線香の火を絶やさないようにする。

  ※渦巻線香という何時間も消えない物もある。

 

13.告別式で喪主あいさつをする

 

 

  一般的に棺が霊柩車に乗せられて出棺するときに

 

  会葬者に喪主あいさつをする

  ※あいさつのポイントとして一般的なお礼だけではなくて

  「これからのお付き合いもよろしくお願いします」などの

  今後に繋がる言葉を添えて分かる範囲で病名

  病気の経過なども添えた方がよい。

  また「重ね重ね」や「度々」などの忌み言葉は控える

 

14.火葬許可証を用意しておく

 

 

  火葬場の係員に火葬許可証を提出しなければ

 

  火葬ができないため葬儀前には確認が必要となる。

 

15.お骨を拾う

 

 

  火葬後、二人一組でお骨を拾い骨壷へ納める。

 

 

16.精進おとしをする

 

 

  葬儀後、僧侶やお世話になった方々に

 

  精進おとし(会席)のおもてなしをする。

 

17.僧侶にお布施をする

 

 

  基本的に読経・戒名・初七日などの料金を支払うが、

 

  金額については僧侶によって一概に言えないため

  率直に「おいくらぐらいお支払いすればいいでしょうか?」

  事前に直接伺っておくことも無作法ではないそうです。

 

18.仏壇を用意する

 

 

  仏壇は今後の事も考えよく吟味して選んだ方がよい。

 

 

19.世帯主の名義変更をする

 

 

  一般的に死亡日から14日以内に役所で行う

 

  他にも電気・ガス・水道・電話・銀行口座など

  故人名義の事務手続きはすべて名義変更をする

 

20.クレジットカードなどの解約をする

 

 

  故人の使用していたクレジットカードなどは

 

  なるべく早めに解約・精算をする。

 

21.医療費控除の申請をする

 

 

  入院や手術などをしていた場合、確定申告により

 

  医療費の一部が戻ってくることもあるので申請する。

  ※治療にかかった領収証はひとまとめにしておく。

 

22.生命保険の申請をする

 

 

  一般的に3年以内に請求がなければ時効になるため

 

  早めに保険会社に連絡し書類を揃えて申請する。

 

23.墓に納骨する

 

 

  一般的に納骨は四十九日法要の日に行うことが多いが、

 

  初七日から四十九日までの七日ごとの供養日を選ぶ。

  納骨日については僧侶と相談するとよいでしょう。

  ※火葬時に発行される埋葬許可証が必要となる。

 

24.遺産の分配を決める

 

 

  故人が遺言書を残している場合でもその遺言書が

 

  法律的に認められるかは専門家の確認が必要になる。

  遺言書がない場合家族全員で決める事となる。

 

  また故人の銀行口座は死亡と同時に凍結され

 

  遺産分配の整理後に手続きが行われる事となる。

  ※そのため世帯主名義の口座しかない場合は

  項目10.の現金をおろしておくの際、銀行の死亡手続き前

  ある程度おろしておかなければ葬儀のお金が足りなくて

  不便になるので気をつけた方がよい(経験談)。

 

 

そしてここまで24の項目を挙げてきましたが、

 

 

最終的に故人のため、そして自分のためにできる事

 

 

 

 

25.故人を想い続けること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく大切な家族が亡くなられた時の悲しみは

 

 

 

 

 

そう簡単には癒えるものではないかもしれません。

 

また葬儀の際に様々なしがらみが絡み合い、

 

家族・親戚・知人などの不都合や不義理が浮かびあがり

正直、目を覆いたくなるような嫌なこともあるかもしれません。

 

それでも忘れてはならないことは

 

故人を偲ぶ気持ちがなによりも大切だということ。

 

そして自分が生き続けている限り、

 

故人を心のなかで想い続けることで

いつまでも故人は思い出のなかで生きられる。

 

私macotoはそう思うのです。

 

 

 

 

この記事はあくまでもエチカの鏡というテレビ番組を見て

 

 

 

それにmacoto自身の経験や想いを加えた記事です。

上記の内容は必ずしも正しい訳でもなく

また宗教・宗派によって異なる場合もあります。

ただ、私の父が亡くなった時にあった後悔を

他の方にはしてほしくないと思って書いたので

いざ直面した時にでも思い出していただいて

その際の参考になればと思っています。

 

長文になってしまいましたが、最後までお読み頂き

 

ありがとうございました。

 

 

2011年8月11日

 

 

『もの想い』 macoto