AKB48に選抜総選挙は必要か? | 『もの想い』macoto

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AKB48の22ndシングル選抜総選挙も佳境となり

AKBファンは自分の推してるメンバーが

少しでも上位に入るように何票も投じてるのでしょう。


AKB48もここまで規模が大きくなってくると

以前のように一人で何十枚も投票券目当てに

CDを買っても順位にあまり影響が出ないです。


…ということはメディア露出してる上位メンバーは

さらに人気が出て、そうでないメンバーは

チャンスはさらに減っていくことになりそうです。


選抜総選挙の目的は投票券目的に

一人何枚もCDを買ってもらうのが目的で

CDは新品のまま中古CDショップか

聴かれることもないまま部屋のオブジェと化す。


発売初週でのミリオンセラー達成は

宇多田ヒカルの「Addicted To You

(1999年11月発売)以来約11年6ヶ月ぶり

2011年6月6日付オリコン週間シングルチャートでは

初登場1位を獲得し、「RIVER 」から8作連続となり、

女性グループとしてはピンク・レディー の「透明人間

(1978年10月2日付)以来32年8か月ぶり

最終的な初動売上は133.4万枚となり、

1996年2月にMr.Children名もなき詩 」が記録した

シングルの初動売上の最高記録(120.8万枚)を

15年4か月ぶりに記録更新したと発表された。

(wikiより)


しかしこうした記録は純粋な売上枚数として

カウントされていると世間からは思われていない。

純粋に聴くために売れた枚数で言えば

投票券目当てを除けばかなり少ないでしょう。


聴かれるためのCDから

特典のためのおまけ的な存在へとCDは変わり

生産された何十万、何百万というCDは

ただゴミと化して排出されることになる。


CDを売るための手段として

選抜総選挙の投票券をつけるのは

アイディアとしては事実成功している。


ただ選挙としてメンバーを決めるのであれば

一人一票しか投票できないようにしなければ

公正な選出はできないのも事実。


例えば一人のお金持ちがCD10万枚くらい

まとめて購入して全部一人に投票すれば

圏外のメンバーでも選ばれることもある。

選挙というならば記名制にするとか

一人一回しか投票できなくするとか

そういった公正さも必要なのかもしれません。


そうするともちろんCDは売れないんですが

ゴミになると分かっているのに投票券付きCDで

国民的アイドルグループが総選挙を続けることが

本当にこの先必要なのだろうか?


東日本大震災の義援金を売上げから寄付したり

大きな影響を与えることは立派です。

そして自分たちに与えられた仕事をこなし、

感動を与えてくれるアイドルとして

もう大多数に支持を得ているのも周知の通りです。


ここまで大きな存在となったAKB48

プロデューサー秋元さんとしては

想定の範囲内のことかもしれませんが、

今後、この段階からの影響力の大きさを

CDを売った後のことまで考えてほしい所です。


ちなみにmacotoの大好きなMr.Childrenの最近のCDは

CD盤と内部ケース以外は紙ジャケットになっていて

もし捨てる場合にも分別し地球に負荷が少なくなるよう

配慮されています。


社会的に影響力が大きくなればなるほど

利益だけではなく、様々な配慮が必要に

なってくるのではないでしょうか。


そういう意味では選抜総選挙という形も

そろそろ変わってもいいのではないかと

私は思うのです。


果たして今後も選抜総選挙は必要なのか?

そして投票券のために何枚もCDを買い

聴かないCDを売ったり捨てたり埃かぶらせたり

することが本当に良いのか考えてみてほしい。


なにはともあれ22ndシングル選抜総選挙

2011年6月9日にメンバーが決まる。


結果は楽しみなんですけどね(笑)





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