ひとつになれる場所 | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

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きみとぼく



ふたりでいるときは楽しくて



時間があっという間に過ぎてゆくね





ぼくときみ



離れているときは寂しくて



はやく明日にならないかってもどかしいね





寂しさを埋めるために



ふたりは出逢ったんじゃなくって



楽しい時間を過ごすためだけに



一緒にいるわけじゃないんだよね





ふたりは想いが深まるたびに



互いが相手を慈しむようになり尊重しあうようになった





きみはぼくだけのために尽くそうとして疲れたんだね



ぼくはきみのためになると思って押し付けてたんだね



きっとふたりは相手のことしか見えなくなっていたんだよ





ぼくらは鏡のように向き合って 気付いたんだ



そこにはふたりの姿が映っていることを…





相手だけを見て 自分のことを見ないのは



相手のことも見てないことなんだなぁって





そしてふたりは真に向き合い気付いたんだ



自分自身に向き合い 相手とも向き合い



ふたりがひとつになれる場所をみつけたんだ





 


   “それは互いの心のなか”







きみとぼく ぼくときみ ひとつになれる場所













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