安物買い | 『もの想い』macoto

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100年に一度の大不況と言われている昨今の日本

 

日本だけでなく世界中で連鎖しているこの状況で

 

私もその影響を受けている一人です。

 

 

 

そんなときに元気な所を探してみると

 

100円ショップやコンビニや激安店などがあげられると思います。

 

そう言えば昔はこの手の店はほとんどなかったですよね。

 

100円ショップやコンビニなんかは、今や歩いて何分の所に何件もある地域もあり

 

競争原理に基づいてきた結果、人が集まる所はどんどん便利になっています。

 

・・・が、しかし気になることがあります。

 

 

 

確かに安く物が手に入ることはいいことかも知れない。

 

「こんなものがこの値段で手に入るなら得をした。」

 

そう思う反面、誰かが得をするということは

 

他の誰かが損をしているのではないだろうか?

 

 

 

とても豊かな国もあれば、とても貧しい国もある。

 

貧しい国で安い賃金で作られた物が、豊かな国で安く売られる。

 

物の値段というのは場所によって変わるけれど

 

必要以上に安いものをただ得だと言って買ってしまう。

 

そのために損をする人がいることを自覚したうえで

 

本当にそれが自分に必要な物かを考慮してから私は買おうと思ってます。

 

 

 

もちろん安い物のすべてが悪いとは思わないし、

 

赤字覚悟でギリギリの思いや企業努力の賜物なんかで

 

消費者に安くて良い物を提供しているものもあるでしょう。

 

そしてそんなことを言ってられない状況の人もたくさんいるでしょう。

 

 

 

だからといって、全員が同じ事をやっていては

 

もっと状況は酷くなることは目に見えていると思うし

 

こうやってインターネットに目を通していることは

 

貧しい国のいつ飢えで死んでしまうか分からないような人ではないと思います。

 

 

 

豊かな国で生まれた私に出来ること

 

安物買いはなるべくやめよう。

 

適正な価格で良い物を見抜いて買う。

 

そして買った物を大切に扱う。

 

そういうことを一人でも多くの人がすることによって

 

救われる命があるということ。

 

 

 

 


いろいろな所でいろいろな事が繋がっているんだなぁ・・・