▲全国市議会議長会の坊会長あいさつの様子

 

市議会議長会から選出された代議員の一人として、市議会議員共済会の第128回代議員会に出席しました。

すでに地方議会の議員年金制度は廃止されている(平成23年)ため、廃止時点で引退済みになっていた議員など、比較的少ない対象者のみ給付が続いていますが、この共済会は事実上残務整理的な役割を担っているものだと感じています。

 

会合のなかで特に印象に残っているのは、前日に引き続き登壇された坊会長(全国市議会議長会会長)のお話です。

直近の調査(※)では、町村議会の選挙において「約3割が無投票になっている」と強調され、「人口規模の少ない議会から徐々に無投票が広がってきている実態がある」と説明がありました(趣旨)。

※令和5年までの4年間における町村議会選挙では、「定員割れが3%、無投票が27%(定員割れを含む)」となっている。

★全国町村議会議長会ホームページ

 

そして、「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書」の採択比率が、都道府県や町村の議会において既にいずれも7割を超えている一方、市区の議会においては未だ52%であることから、「全国市議会議長会として推進している取り組みであり、自分のところ(市議会)だけを考えるのではなく、小規模自治体を助けると捉えて、前向きに考えていただきたい」と強調されました(趣旨)。

 

▲市議会議員共済会の議案書一式