▲全国市議会議長会で登壇した坊会長

 

▲全国市議会議長会 当日の式次第

 

市議会議長の一人として、全国市議会議長会の第100回定期総会に参加しました。

特に印象に残ったのは、市議会議長会坊会長のあいさつです。

 

坊氏は、地方議員のなり手不足が顕著になっていることを強調し、「次の統一地方選においては、3分の1の自治体で無投票選挙になるかもしれない」「民主主義の危機といえる状況」と述べました。

※NHKニュース 地方議員なり手不足 “町と村 3分の1超が無投票になる可能性”

 

また、こうした状況を打破するために「就業者の9割をしめる会社員等からの立候補を促すことが重要」と述べ、課題として「議員になると厚生年金が途切れてしまう」点をあげました。そして、地方議員が厚生年金への加入できるよう制度改正する必要性を繰り返し訴え、各地方議会から「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書」を採択していくよう求めました。

 

厚生年金への加入実現を目指すこうした意見書は、都道府県や町村議会においては、すでにいずれも7割を超える議会で採択されているのに対し、市区議会においては、令和6年3月末現在では51.8%とようやく過半数を超える程度となっています。

我が議会としても、真摯にこの状況を受けとめていかなければならないと感じました。