☆公明新聞(2023/04/30 1面)より

 

統一選結果から
期待高まる公明の女性議員
当選者527人で“第1党”に/前回比46人増、割合も34%へ上昇


 第20回統一地方選挙で公明党は、全国で1543人が当選を果たすことができました。中でも目覚ましかったのが、“女性の躍進”です。その分析を紹介するとともに、西南学院大学の勢一智子教授に見解を聞きました。

 今回の統一選では全体として女性当選者の大幅な増加が注目を集めています。その中でも、公明党は、前半戦(道府県・政令市議選)で63人、後半戦(一般市・東京特別区・町村議選)で464人、合わせて527人の女性候補が当選を果たし、存在感を発揮しています。
 統一選で公明党の女性の当選者数が500人を超えるのは、市町村合併などで定数削減が進む前の2003年(536人)以来となる20年ぶりの快挙です。前回(19年)と比べても46人増やすことができました。
 総務省の調査によれば、今回の統一選の議員選挙で、公明党の女性当選者数は、これまで首位だった共産党を抜き、全政党の中でトップとなりました【グラフ(上)参照】。
 公明党の全当選者数に占める女性の割合は34%となり、前回から3ポイントアップ。03年と比べると9ポイントも上昇しました。これは、他党や無所属を含む当選者全体の女性比率(20%)を14ポイントも上回っています【グラフ(下)参照】。
 このうち前半戦の道府県議選では、前回から倍増の28人(党当選者数の17%)、政令市では前回比7人増の35人(同20%)が当選し、女性議員数を大きく伸ばすことができました。

■主要政党で最多/市議会は4回連続、町村議会は2回連続
 後半戦の一般市議選では、前回比で20人多い321人(同36%)が当選。4回連続で主要政党の中での“女性第1党”を堅持しました。東京特別区議選では、前回よりも3人多い44人(同31%)が勝利し、“女性第2党”に。町村議選は前回より2人多い99人(同59%)が勝ち抜き、2回連続で“女性第1党”を維持しました。
   ◇
 多くの女性議員の誕生を受け、公明党の古屋範子女性委員長(副代表)は「皆さまのご支援に感謝申し上げます。全女性議員が一丸となり、これからも女性の視点から、きめ細かく地域の課題を拾い上げ、多様な住民の声をカタチにしていきます」と決意を語っています。
 

 

 

☆公明新聞(2023/04/30 2面)より

統一選後半戦
公明、1203人が当選
一般市会、8回連続「第1党」に/7市町会で議席増やす


 第20回統一地方選挙の後半戦である一般市・東京特別区・町村議選は23日に投票、23、24両日に開票が行われました。公明党は287市議選に893人、21区議選に152人、140町村議選に168人の計1213人を擁立し、1203人が当選を果たしました(うち50人は無投票当選)。
 後半戦で公明党の当選者数は主要政党の中で最も多く、とりわけ一般市議選の当選者数は891人に上り、政党別当選者数では8回連続で「第1党」の座を守りました。東京特別区議選でも144人が勝ち抜き、自民党に次いで「第2党」の座を死守。町村議選では168人を擁立し、6回連続で全員が当選しました。前回2019年の選挙と比べて、7市町で議席を増やしました。
 一般市議選での議席増は4議会です。山形県上山市が20年ぶりに議席を獲得。群馬県太田市は3議席から4年ぶりに4議席に回復しました。埼玉県東松山市は過去最高得票を記録し、2議席から32年ぶりに3議席へと増やしました。16年ぶりの2議席回復に挑んだ長野県岡谷市は無投票当選でした。一方、兵庫県西宮市で1人が3票差、香川県高松市で1人が90票差で、共に次点でした。

■東京特別区会「第2党」死守
 東京特別区議選では大激戦が繰り広げられた文京、世田谷、北をはじめ16区が全員当選。練馬で4人が議席を逃したほか、港、目黒、大田、杉並の各区でそれぞれ1人が惜敗しました。

■町村会は全員当選
 町村議選では、3町議会が議席増を果たしました。青森県外ケ浜町で初議席を勝ち取ったほか、茨城県五霞町でも16年ぶりとなる議席回復で空白区を解消。埼玉県滑川町では過去最高得票を記録して当選し、8年ぶりに議席を獲得しました。