Apple、Safari 3 のパブリックベータ版を公開

Apple は米国時間の 11日、Web ブラウザの最新版「Safari 3」を発表。パブリックベータ版のダウンロードを開始した。

Apple が Mac に標準搭載してきた Web ブラウザ「Safari」の最新版、Safari 3 （サファリ 3） を発表。Safari 3 では初めて Windows プラットフォームにも対応した。これにより、Mac と Windows 双方で、統一されたインターフェイスによるブラウジングが可能となった。

Safari 3 for Windows は業界標準の iBench を使った Web ページのレンダリングテストで Internet Explorer 7 の最大２倍、Firefox 2 の最大 1.6 倍の速さを記録し、Windows 用の Web ブラウザとしては世界最速とのこと。また、Safari 3 は管理しやすいブックマーク、使いやすいタブを使ったブラウジング、最新のニュースや情報を迅速に見つけ出す内蔵の RSS リーダーを特長としている。

Safari 3 は 10月リリース予定の次期OS「Mac OS X v10.5 （Leopard）」に搭載される予定。

Safari 3 パブリックベータ (英語版) は本日より、www.apple.com/jp/safari より無償でダウンロード可能となっている。

…ということで、Windows 版を早速ダウンロードして試してみたが、日本語関連が全然ダメで、Edit→PreferencesのAppearanceでフォントを「MS UI Gothic」に設定してみても、FORM エレメント類の日本語が表示できないなどの致命的な問題が出たり、サイトによってはすべて文字化けして表示できないところもあった。まだ実用的ではないので、日本語版のリリースを待った方が良さそうだ。

↓当サイトを表示してみた感じ。


筆者は仕事柄、IE や Firefox、Netscape、Opera など、様々なブラウザを使用しているが、そもそも、それぞれのブラウザで処理速度の差をあまり感じていないし、今回、Safari 3 を使ってみてもさほど早いとは感じなかった。もともと、今時のブラウザは遅いと感じることがほとんどないので、Safari 3 の“売り”も、それほどアドバンテージがあるようには思えない。

また、筆者が Windows 上でメインで使用しているブラウザ「Maxthon」の操作性が飛び抜けて良いため、他のどのブラウザを使ってみても乗り換える気にならないし、それは今回の Safari 3 でも同様だ。;-p

アップル - News Release
アップル - Safari 3


（記事追加：2007/06/14）
Apple は 14日、Safari 3.0.1 をリリースした。これは Safari 3 公開直後に発見されたセキュリティの脆弱性に対応したもの。

（記事追加：2007/06/23）
Apple は 22日、Safari 3.0.2 をリリースした。これには、いくつかのセキュリティアップデートが含まれており、また、Windows 版においては日本語環境での問題を解決している。
筆者が Windows 版を試したところ、日本のアップル、Google、Yahoo、Amazon、楽天などで、正しく日本語が表示されることを確認した。


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