Cocoa MovieBrowser Server
この前、ネットワークメディアプレイヤーのサーバーソフトである「wizd」を紹介したとき、MacOS X 専用のサーバーソフト「Cocoa MovieBrowser Server」というものを読者の方からご紹介いただいた。実は筆者はこれを紹介していただくまで「Cocoa MovieBrowser」すらその存在を知らなかったのだが、一見しただけでも便利そうなこの両者ソフトを実際にインストールして試してみることにした。これらのソフトは作者のサイト「きたにん's WorkSpace on the web」にて公開されており、MacOS X に付属される開発環境(Xcode)によって作成されたフリーソフトだ。現時点での最新版である「Cocoa MovieBrowser 4.0」と「Cocoa MovieBrowser Server 1.5」をダウンロードして試した。
まず、Cocoa MovieBrowser だが、いきなりここで問題発生。筆者が持っているムービーファイルは「NEC PK-AX300」にて録画したテレビ番組がほとんどなのだが、困ったことにこれらの MPEG2 ファイルを Cocoa MovieBrowser で再生することができなかった。実はこれらのファイル、何故か QuickTime Player でも再生することができないため、仕方がないので再生には VLC を使っている。再生できない原因はおそらく QuickTime Player と同じ理由なのだろう。VLC では問題なく再生できてしまったので原因追求はしていなかったのだが、正直、VLC しか使えないのは不便なので時間のあるときに調べてみたい。今回は Cocoa MovieBrowser Server を使ってみるのが目的なので、とりあえずこの問題は無視して先に進むことにした。
さて、肝心の Cocoa MovieBrowser Server だが、さすがに MacOS X 向けに作成されたソフトだけあって、インストールは簡単であった。wizd は Unix/Linux 向けなのでコマンドインターフェースに慣れていない方にはインストールさえ難易に感じるだろうが、その辺からも Cocoa MovieBrowser Server がすでに“おすすめできるソフト”であることが感じられる。
設定で注目するポイントはボタン設定の部分だ(上写真)。なんと、LinkPlayer(AVLP1/DVD) 用の設定が初めから用意されている。Windows 向けのサーバソフト「UZU」でもこの利便性はなかったのでこれには正直驚いた。最初からこのようにボタン設定が用意されているとすごくありがたい。
簡単な設定を行った後、右上にある起動ボタンを押すとサーバサービスが作動する。LinkPlayer 側からアクセスすると以下のような画面が表示された。

一番上の“Movie Libraries”を選択して次の画面に進むと Cocoa MovieBrowser にて作成しておいたプレイリストが表示され、それを選ぶと登録しておいたムービーファイルが表示された。Cocoa MovieBrowser での再生ができなかったムービーファイルだが、LinkPlayer では何の問題もなく再生された。実際に MPEG2ファイルのデコードをしているのは LinkPlayer なのだから、表示されて当たり前と言えば当たり前だが。
以上のように、非常に簡単な GUI操作で Mac 初心者でも扱うことのできるこのソフトは間違いなくおすすめである。コマンドライン操作もできる玄人でさえ、わざわざ wizd を使う理由が見つからない。むしろ、iTunes のメディアライブラリがそのまま利用できる時点で wizd を超えているし、EyeHome でさえその影を薄くさせてしまう。Mac mini をネットワークメディアプレイヤーのサーバにするなら万人にオススメできるソフトである。