英語の4技能重視にどう対応するか。

理想形は呆れるほど単純なので結論から書きます。



幼いころ」から「英語に浸る


それは、「幼いころ」から「英語に浸る」ことです。


例えるならば、朝起きてから寝た後の夢の中までもコミュニケーションは全てネイティブ英語でとるのが理想です。


はい、それを実現するには幼いころから英語を母国語とする英語圏で暮らすことになります。

それができないから世界中の非英語圏の人々が苦労しているんだと思います。


ただ、これが理想だという指標は忘れてはいけないと思っています。

この理想にどれだけ近づけられるかがポイントになるのではないでしょうか。


ではもう少し条件を緩和してみます。



英語を公用語並みに日常的に触れる


小学生のうちにインドやフィリピンの様に、英語を公用語並みに日常的に触れます。


これでもまだ日本では難しいですね。


さらに緩和してみます。



「英語を」学ぶのではなく「英語で」学ぶ


小学生のうちに教育環境内だけでも算数や理科、社会を「英語で」学べるほど英語に浸ります。


例えば、イマージョン教育CLILを行っている小学校(一条校)に通わせます。

誤解を恐れずに例えると、インターナショナルスクールに通うイメージです。


以下のサイトによると、

宮城、茨城、群馬、埼玉、千葉、神奈川、静岡、広島、岡山、福岡、沖縄でイマージョン教育を行っている小学校があるようです。


これもよほど英語に熱心のご家庭で、かつ地域にも恵まれていないと難しいですね。


さて次です。ここからは上記よりはかなり現実的ですが、中途半端になると全く意味のないものになるので注意が必要です。



英語4技能に徹底的に浸る

小学生のうちにあらゆる手段を使い、4技能「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」「書く(ライティング)」「話す(スピーキング)」に徹底的に浸ります。


英語を習得するまでに必要な時間は 3000 時間と言われています。


子供の頃(12 歳まで)の言語習得能力は高いので 2500 時間とし、年中無休で1日1時間の学習を7年近く続けます


英会話を週1回1時間やる程度では圧倒的に足りません。習得まで48年、いえ途中から思春期を過ぎるので+500 時間して57年以上必要です。


週2回に増やしても、28年かかります。4技能のうちの「読み」「書き」も足りません


こういった部分が、小さいころから英語をやっても意味がないと言われる所以だと思います。

圧倒的に足りないんだと思います、質も量も。


ここでの選択肢は無数にあるので何が最適かはわかりませんが、あえて例をだすと、


学研や進研ゼミ、公文などの英語学習を1日1時間週4日NHK 基礎英語を1日30分週5日オンライン英会話を1日30分週2日7年続ける程度です。


小6は中学受験に専念するのであれば、小学校に入る2年前から始めます。これが最低ラインです。


というより、これでもリスニングやスピーキングは心もとないです。



趣味としての洋楽


そこでお勧めしたいのが、「趣味としての洋楽」です。


リスニングはもちろん口ずさむスピーキングが目的で、算数などを勉強しながらモチベーションを上げつつ英語で口ずさめれば最高です。


アナ雪の「Let It Go」、「ビートルズ」「カーペンターズ」などいいと思います。


邦楽でも「MAN WITH A MISSION」「RADWIMPS」「ONE OK ROCK」「SEKAI NO OWARI」はいいかもしれません。


あくまで英語学習の補助的な意味合いで、本人が好きな曲である必要はあります。


上記も難しい、もしくはそういった時期を過ぎてしまった場合は次になります。



思春期以降の学問としての英語学習


思春期以降から学問としての言語習得も可能です。


英語は中学以降からでも間に合う


実際に、文法は思春期以降から学んだ方がはじめのうちは効果が高いという説があります。


こういった意見もここから裏づけられるものかと思います。


ただ、思春期以降からの言語習得は本人の学習能力も大きく影響し、コミュニケーション能力に欠けた典型的な日本人の英語力になる可能性も高くなってしまいます。


思春期以降から学習して母国語のように英語を習得できる人は10%ほどだそうです。


これまでの「受験英語」はそれで良かったかもしれません。


ただ、コミュニケーション手段としての英語力を問われるであろうこれからは、正直分かりません。



最後に


これらは個人的な解釈を多く含んでいますが、様々な根拠を元にしています。


仮説や論文の話しになるので、内容としてはあまり面白くはないかもしれませんが、


次回はその根拠について書きたいと思います。