あっ、これって、フラ恋。

『フランケンシュタインの恋』のサントラじゃない?!

毎週欠かささずにみるNHKEテレの『日曜美術館』
番組後半のアートシーンで、何度も涙したあの曲が流れた。
たぶん、この曲が流れなければみにいかなかったかもしれない。



『ジャコメッティ展』@国立新美術館

会場に入ってすぐに現れた彫刻をみてびっくり!

これ、棒人間じゃない!!まさに!!

研さ~ん!


彫刻の知識まるでなしの姫ですが、もこみちの音声ガイダンスを聞きながら、作品を鑑賞。

知識ゼロでもめちゃくちゃ楽しめました!

見たものをそのまま描くジャコメッティ。
なのに出来上がった像は、棒のような造形。
見たままを描かこうとすると、削ぎ落としてしまう。
虚飾を取り去った人間の本当の姿。
マイナスの美学。

でもね、理想な女性はマリリン・モンローだったんだとか(笑)




生命体ではないのに、命をそこに感じることができたのは、やはりジャコメッティの芸術にそそぐ思いの力でしょうか?

自分がいるから世界があるんだ。
実存主義に生き、創作し、評価されたジャコメッティ。

棒人間だけど、強くてたくましい、そして美しいアートに出会えました。