雲上のマイクロフィルム |  へんくつマッキーの日向ぼっこ

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 偏屈オヤジが映画・小説・マンガ等について、
 独断と偏見に満ちた戯言を綴っていきます。
 暇つぶしになれば幸いです。

 

おはよう、フェルプル君。ニコライ・カルゾンは、軍事政権によってベカス国から追放された後も独裁政権を倒すべく活動を続けてきた。だが2日前、秘密警察長官のアラックス・スタール大佐が国外のどこかでカルゾンを拘束。彼の持つマイクロフィルムには活動を支持する同志の名が入っている。もしそれが首相の手に渡れば、彼や同志は殺され、自由国家への道は消える。そこで今回の使命は、カルゾンとマイクロフィルムが政府に渡るのを阻止することだ。

 

ジムが選んだメンバーは、ローラン、シナモン、バーニーそしてウィリーだ。

 

ローランが、首相の声帯模写を練習している。

その首相は毎日2時間、地下のプールで泳ぐ習慣がある。

副首相のビクター・グリゴフは、明日2時に専用機でパリからベスカに向かい、途中でカルゾンとフィルムを拾う、

カルゾンは客室に、フィルムは会議用の金庫に入れられる。

客室にも会議室にも下の荷物室から入ることができる。

だが行動できるのはベルト着用のサインの点灯時のみだ。

シバモンは占星術師としてグリゴフに接触し、他のメンバーは民間機でベスカに先回りしておく。

飛行機からはカルゾンの人形を飛び降りさせる。

これはバーニーにより遠隔操作ができる優れモノである。

 

パリ、オルリー空港。

VIPラウンジで専用機の出発を待つグリゴフは、政敵のスタール大佐の動きを警戒している。

スタールは副首相の座を狙っているのだ。

 

空港に着いた飛行機からシナモンが降りてきた。

雑誌記者とカメラマンに扮したジムとローランが、彼女に突撃取材をしかけている。

ジム以外にも取材陣が彼女を取り巻き、賑やか一行ができている。

著名な占星術師である彼女は、中立国から平和交渉の仲介も頼まれるほどの信頼を得ている。

 

そのシナモンが記者たちの取り巻きを連れて、グルゴフのいるVIPワウンジに入ってきた。

取り巻連中がシナモンの予言の的中を讃えるのを尻目に、彼女はグルゴフに話しかけた。

首相は2時に水が原因で死ぬ。

2時といえば首相がプールで泳ぐ時刻だ。

奇妙な一致にグルゴフは、一抹の不安を覚えた。

そこに首相から電話が掛かってきた。

機械室で電話を盗聴しているバーニーとローランは、回線を乗っ取り首相としてグルゴフと会話を始めた。

シナモンの予言が気になったグルゴフが首相にプールの件を伝えると、首相役のローランが部下にプールを調べるように告げている。

すかさずバーニーがテープの絶叫を回線に流した。

凄まじい悲鳴にただ事ではない、と怯えるグルゴフ。

少し間を置いてローランは、部下がプールで高圧電流に感電して死亡した事を告げる。

予言がなければ自分が死んでいたのだ。

事件の背景を調べる為にローランは、グルゴフに至急カルゾンを連れてくること、優れた予言者のシナモンも同行させることをグルゴフに命令した。

これでシナモンが専用機に乗る口実ができたのだ。

シナモンの2つの大きなトランクに、ローランとバーニーが入り込み、専用機の荷物室に運び込まれた。

 

専用機のプロペラが回りだし、ベルト着用のサインが点灯。

トランクから抜け出したバーニーとローランは、客室と会議室の位置を確認しているが、専用機が高度を増しているため酸素が薄くなってきたことに気づく。

ぐんぐん高度があがる中、バーニーがドリルで天井に穴を開けて上の部屋から空気を入れることに成功。

文字通り一息つくことができた。

 

客室ではシナモンがグルゴフに占いの結果を伝えていた。

サソリ座生まれの敵がいるから先に倒さなければならない、と忠告するシナモン。

サソリ座とは、誰の事か?

 

専用機はカルゾンを拾うため、着陸態勢に入った。

ベルト着用サインが点灯している間は誰も移動できない。

その隙に、ローランとバーニは会議室の無線機に細工を済ませる。

専用機が着陸し、薬で眠らされたカルゾンと監視役のスタール大佐が乗り込んでくる。

グルゴフは、カルゾンを寝かせたベットを部下に見張らさせて、スタール大佐からマイクロフィルムの封筒を受け取ると、会議室の金庫に納めた。

客室に通されてシナモンと顔を合わせたスタールは、怪訝な顔だ。

それもそのはず15分前に首相と話した時には、シナモンを招いたなどと聞いてはいない。

スタールは会議室に戻り、無線で首相と連絡を取ろうとする。

だが通話の相手は、バーニーの細工により荷物室のロ-ランだ。

ローランは首相の声色を使い、スタールにシナモンを乗せたのは自分の指示だと言い切った。

自分の知らないところで首相とグルゴフが事を運んでいることに、スタールは苛立ちを覚えた。

 

離陸のため。グルゴフとスタールが客室に引き上げた隙に、ローランは金庫から封筒を抜き出し、中のマイクロフォルムを入れ替えた。

これでマイクロフィルムの回収という一つ目の使命は達成。

客室ではシナモンがスタールに、占って差し上げましょう、と巧みに持ち掛け誕生日を確認した。

10月27日、さそり座である。

サソリ座は偽造が得意。

そして今は秘密文書と強い結びつきがある。

すっかりシナモンの信者となっているグルゴフは、機密文書と聞いて不安になり、会議室の金庫を開けてマイクロフィルムを確かめた。

一方、シナモンはステールに近づき、会議室で何かが起きる、と予言する。

気になったステールが会議室に入るとグルゴフがマイクロフォルムを見て驚いていた。

自分の名前が反体制側の人間として、フォルムに記されている。

これはステールの偽造フィルムだ。

シナモンを信じているグルゴフには、それ以外の解釈はできない。

フィルムを焼こうとしたグルゴフに、ステールの銃が突きつけられた。

 

 

 

反逆者を捕まえた手柄を首相に無線で報告するステール。

もちろん相手は無線をジャックしているローランだ。

ローランは、これから別荘に行くから専用機もその近くの空港に降すように指示して、シナモンを迎えに行かせる、と告げる。

専用機は着陸の態勢に入り、ベルト着用のサインが点灯した。

ステール達がベルトを締めている隙にローランとバーニーは、ベットで寝るカルゾンを用意してきた人形と入れ替えた。

これでカルゾンの保護という二つ目の使命も達成。

仕上げに非常口の傍にカルゾンの人形を座らせて、非常ブザーでステールを呼び寄せると人形の手を遠隔操作で動かた。

すると非常口のドアが開き気圧の差により、飛びおりたように人形が機外に吸い出されていった。

指定された空港ではジムとウィリーが先回りしており、首相の別荘からの迎えとしてシナモンとカルゾンを入れたトランクを回収していく。

 

シナモンが占い師の役をするのは初めてではないが、今回はグルゴフを徐々に信者にしてく様子に無理がない。

また会議室でフィルムを交換したり、カルゾンを人形と入れ替えるのがベルト着用サインが点灯している間だけという制約も、緊張感を高めている。