こんな映画を観ました。

教誨師
監督: 佐向大
脚本: 佐向大
出演: 大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登、古舘寛治、光石 研

日時: 2019年1月10日(木)10:15~
場所: 東京都渋谷区 UPLINK渋谷

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やっと行ってきました!
大杉漣さんの遺作になってしまったんですね、この映画。
初のプロデュース作品で、最後の主演だとか・・・さすがに、そういう意味での話題性もあったようで、何度か終映期日が延びていたのですが、今日で終了ということでしたので、昨日行ってきました。
観ていた人数からして、もうこれ以上は延びそうもありませんね。

もともと、教誨師というものをあまりよく分からずに、観に行っていたのですが。まあ、人の話を聞くらしい、という程度の知識でした。
実際の職業は牧師。死刑囚の収監されている拘置所に行って、死刑囚と定期的に話をして、心の安らぎを与える、ということのようです。告解に近いのかと思ったのですが、そうでもないようです。
死刑囚とは言え、それぞれ個性が強くて、まったく違う会話がなされます。
実際に罪を悔い改めようとする者、教誨師を自分の味方につけようという者、まったく心を開こうとしない者、ぜんぜん関係ないおしゃべりに終始する者、自分の罪を賛美する者・・・しかし、定期的に話をする内に、徐々に話の内容が変わっていくのが興味深いですね。
そして、死刑囚たちの心の安らぎを求めているのかと思いきや、教誨師自身も何かを求めているような。確かにキリスト教では何びとも罪人であるようですが。。。

音楽も賛美歌が少々流れた程度で、とっても静かな映画でした。
こういうのもいいですよね。。。心落ち着く感じ。宗教が強いからと言えば、そうなのかもしれませんが。