どんどん酒って?
どんどん酒って何?マッコリとどう違うの?
韓国料理屋さんでたまに見かけるどんどん酒の表記。
この表記があると必ずといっていいほど聞かれるのが上の質問です。
最近はほとんどマッコリで統一されてきましたが、一部ではまだ見かけるので、混同する方もいらっしゃるようです。
実はこの2種類のお酒、限りなく同じものです^^
とはいえ名前が違うだけあって、一応分類できます。
まずは製法上の違い。(概要をざっくりと)
主にもち米、うるち米、麦、小麦粉などを蒸した後、乾燥させ、麹と水を混ぜて一定の温度で発酵させたものを、清酒をとらずにそのまま粗濾して絞ったものがマッコリ。
濾さずにそのまま米粒が漬かったまま浮いている状態ものがドンドンジュ。
要は、粗濾ししたか、してないかの違い。
次にネーミング上の違い。
マッコリはマッ(粗く)、コリ(濾し)が語源。まんまですな。
どんどん酒は濾してないので、米粒が残ってて"プカプカ浮いてる"状態を韓国語で”ドンドン浮いてる"と表現するので、それがそのままネーミングされたようです。
こちらも特にひねってはいません。^^
ということで、どちらも基本的に同じものなので、あまり深く考えずに楽しんでください。
ということでドンドン酒銘柄をひとつご紹介。
プルゴクサン(佛谷山)ドンドン酒。
ソウル近郊のハイキングで人気あるプルゴクサン(佛谷山)の伏流水で仕込まれたドンドン酒です。
ちゃんとラベルにドンドン酒と書いてます(↓の赤丸のところ)
のんでも米粒は出てきませんが。^^;
比較的に苦味と酸味が前に出てくるので、好きな人はハマりますね。
ちゃんと甘みも効いているのですが、全体的には控えめです。
ということで今日は干し明太の辛し和えで晩酌です。
ドンドン酒もマッコリ同様よろしくお願いいたします(^-^)/
<補足>
厳密に学術的に、歴史的に、酒造技術的に、民俗風俗学的にマッコリとドンドン酒を掘り下げると、かなり掘り下げることも可能です。
ここではあくまでざーっくりとした考察なので、ご参考まで。
ご興味のある方は下記文献などをご参照ください。
姜仁姫(著)、玄順恵(訳)、2000、『韓国食生活史』、藤原書店
佐々木道雄、1996、『朝鮮の食と文化-日本・中国との比較から見えてくるもの』、むくげの会
鄭大聲、2002、「酒」『まるごと韓国-月間しにか2002年4月号別冊』、大修舘書店
ほか



