無題 | 勇気凛凛ルリの色

無題

出社したら、会社の人が亡くなったのを上司から聞かされた。

一瞬上司が何を言っているのかわかんなくて。

朝の時点では情報が錯綜していたのが、お昼前には総務課長から正式に訃報のメールが部員全員に一斉送信された。

まだ40代。
家族旅行中のニューヨーク、前夜までは普通に過ごしていたのに、朝ホテルの部屋で死んでいるのを奥さんと娘さんが発見したらしい。

死因は多分脳卒中だろうとの事だけど、あまりに突然の事で、誰もがキツネにつままれたような顔。

その人はシャイで、声も思い出せないぐらい、一緒におしゃべりした記憶がない。
それでもメールでやりとりしたし、打ち合わせもした。
そんな私でもこんな気持ちになるのに、何年も一緒に仕事してきて沢山の思い出がある人達は辛いだろうな。

普段からあまり接する事がなかった私には、その人がこの世からいなくなってしまった事の実感がない。
来週になれば、フロアをふらっと歩いてるのを見て、私はいつものように見て見ぬフリをしてるんじゃないかな。

今までは一緒に働いてる人の親や親せきが亡くなる事はあっても、一緒に働いてる人が亡くなるなんて事がなかったから不思議。
だって先週顔見たのに。