稽古覚書12月24日土曜日曜共通。
本日は2ヶ条中心に担ぎ技のコツやポイントを稽古しました。
この際に私自身も理解が不十分な点の確認と私と他の方々の差を観察して、浮かすコツ等を見直しました。
その際に一部危険性の高いかけ方や関節の逆を取るだけや無理無茶を省き、合気柔術の論理に合う様に昔の硬い掛け方を避けるコツを確認しました。
細かい説明などは稽古生には各自に沿って話してます。
・正面打
肩車、最初の受けを先の先でとり、肘を操作した時点で浮かす。
母子丘と一本捕の合気のコツを含む。
相手に沿って千鳥足で進み、受けた手の肩を沿わせ、1点にて投げる。
背中に担いで投げるのは2点の遇力による柔道論理の技てま合気柔術では無い、投げ終わった時に姿勢を崩すのは体術、合気柔術は姿勢正しく合気ポイントを使う。
殆どの門外漢は合気柔術と柔道理論の柔術の差は理解出来ていないと見えます。
・横面打
引倒しの形にて確認。
先の先で小太刀の形で受け崩す、振り下ろすのは悪手、腰、中心線、丹田力、姿勢が肝要。肩中心の解剖学では浅薄過ぎるでしょう!
肘を取るときと手首を取るときに合気ポイントを意識し、決して腕を曲げず、つかまず、相手の腕が伸びる工夫が肝要、肘関節はあおらない。
自分の中心線にて最後の投げを打つが、引っ張らない肘をあおらない肩を持ち上げない、この手の悪手を行わず姿勢良く力を外す。捕手が消えるのが理想!
・同じ様な横面打
二ヶ条腰車、先の先の受け手は同じ要領。多くの先輩諸氏が同じ攻撃に対して異なる手順を指導されるが、あくまでも後の先、先の先、先々の先、の三種で同じ攻撃に対しては、当て身、腰のさばき、腰と手操作が単純で力の出し方に差が有るだけでどのヶ条の技も可能で、それでは受ける方に混乱が出るため便宜上でヶ条の差の説明をしているだけである。
近い位置なら甲側から、遠かれば手のひら側から手首を捕りこちらの腕を曲げず、相手の腕を捕らえて、小手の合気にて脇を開けさせて体の転換にて腰を支点に背中を向けて投げる。当たり前過ぎるがこの時に反撃可能なら何かコツが欠けています。
母指球の論理をシッカリ理解していればその後の操作は簡単!
この際に背中を向ける時に隙が有ると不可、相手を浮かして投げ放つ。背中は曲げない!見た目柔道的な腰から上は傾かない事!実際は受け手との関係で傾いて見える事も有り。
・背負投
全ての技に共通で相手をつかまないのが合気柔術、衣紋締の場合は姿勢を崩さず下手を崩すのがベターな崩し、他にも崩しの可能性は多々有り。
その後、余裕を持って上手を捕らえつかむのでは無く指取りは下手、他の手で顎から滑らして手を差し上げて浮かすこの時に合気の体作りをしていないと全く効果無し、関節技急所技しか稽古していない者には理解不能!
腰は少し落とすがしゃがむのは悪手、背を曲げるのは最悪手。
そのまま相手の中心に入り密着感を得れば手投げしないこと。
以上