2022年12月11日稽古覚書
・大事なのは超基本の一本捕のバリエーションを身に着ける事です。
どれも共通なのは最初の受けをしっかりとします。
後の先なのか、先の先なのか、先の先でも十字受けなのか片手受けなのかです。
・次に私が推奨しているのは肩詰めと安全な位置からの攻め方です。その後の腰砕きをどこで作るかを考えないと、力技となり自分より強い力や大きな人へは技はかかりません。
受け手が少しでもしっかりと打ち込んでいるのが前提です。手打ちの正面打では様々に理合いが崩れますし馴れ合いの稽古に成り武道ではありません。
・応用として肩を返す、逆腕捕と同系統の使い方、
・応用のもう一つ三角点への導きです。
・この前方方向の一本捕が3種類のやり方(有段者に成ってから出構いません)が有る程度出来れば、裏技へと進みます。裏は捌きを裏に入る方法でこれも先生により多数の方法が伝えられています。
・裏は正の逆の方向に掛けるか、もしくは正をそれ以上に力を加える方向にするかというのが基本の考えかたで、全部習わなくてとも有る程度技を理解していけば理解されて行きます。本日は一本捕と逆腕捕と両膝締の裏も少しやりました。
・本日行った逆技、返技は実は上記のどの方法でもキッチリとかければ返が出来ません、なので返技は基本的には逃げられているので返されるのです。特に本日も説明していましたが昔口伝の様に言われていた、鷹の爪と言われる急所を攻めるのは全くの初伝の初伝で、大東流の正伝には無い物をどこかの浅い感げえ方の者が学生程度に教えたレベルの技術です。全く正伝大東流とは言えない技術(技術とも言える様な話でもありません。(^^;)
返技は肘を力を抜いて振りほどけば良いだけの単純な返ですが、その時に抜くのと腰をきるのと、姿勢を良くすれば成立します。
・逆腕捕は胸取でなく、片手袖取から稽古しました。
・膝締は返技と裏と両方行いました。返技や裏技を研究すれば表のかけ方の不備が有ればそこに気が付くのが目的です。単に沢山の手数を知ってもどれもまともにかからなければ本質を誤っています。丹田造り、姿勢、左右バランス上半身の力抜などを心掛けないと、表の技も絶対にかかりません。
*急所の痛み技は直ぐに通用しなくなる、ある意味知らなくても構わないレベルの技です、それをあたかも大東流の真髄の様に言ったりするのは合気柔術が全く出来ないからでしょうか?
以上、参考まで