大手の紙パック酒とカップ酒を本気出して味わってみた その10 | 名古屋日本酒案内

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”大手の紙パック酒とカップ酒を本気出して味わってみる”企画

 

<基本事項>
商品名:しぼりたてギンパック
蔵元:菊正宗
内容量:180ml
価格:198円(税別)
原材料:米、米麹、醸造アルコール

アルコール度数:14度以上15度未満

日本酒度:+3

 

 

今回は、昨年各所で話題沸騰となった菊正宗のしぼりたてギンパックです!

菊正宗独自の酵母・キクマサHA14酵母が使用されているという、フルーティーさに特化したお酒。

昨年はIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のSAKE部門にて、「グレートバリューチャンピオンサケ」、及び「普通酒部門トロフィー」というダブル受賞を果たしたお酒として一躍注目を集めたのは記憶に新しいですね。

そんな輝かしい実績をもつこのお酒ですが、もちろん忖度は一切しませんよー。

では、本気出して味わってみましょう。

 

まずは冷酒でカップのままいただきます。

香りは、…わお!

噂通りのフルーティーさ

メロンやマンゴー、南国の果実を思わせるような甘~い香りがプンプンと漂います。

これはすごいな。

その陰に隠れてカップ酒にありがちなアルコール臭も微かに感じますが、まあ気になるほどでもないですね。

それでは一口、と。

ふむふむ、これは、軽っ!

もたっとした感じが一切無い。

とってもクリアで、良く言えば優しい口当たり、悪く言えばコクが無い

これは好みが分かれそうですね。

後口にミネラル感の伴う苦味が残るのがちょっと気になりますが、総じて良い感じですね。

素直な感想としては美味しいです。

 

ではグラスに注ぎます。

ほう、香りがより開いたような気がします。

少し青竹っぽさも感じるように。

飲んでみた印象はカップの時とさほど変わりは無いですね。

 

続きまして、熱燗にしましょう。

冷酒推奨のようなので、果たして温めるとどうなるか。

まずは香りは、…あら?意外にもフルーティーさはあまり損なわれていない

むしろメロン香はこちらの方が感じるかも。

それに加えて生クリームのような香りもします。

飲んでみます、ゴクリ。

おぉ、これも意外にも、冷酒の時と同じようなクリアで優しい感じです。

それどころか、よりまぁるい味わいになって、コクが出てきたかもしれない

へー、この手の商品は温めるとダメになるもんだと思ってたけど、むしろ温めた方が好みだ

うん、良いですね、美味しいです。

 

ぬる燗はどうでしょうか。

ふむ、熱燗に比べるとメロン感は薄まったかな。

でもまだ十分にフルーティーな香りです。

飲んでみると、…うん、やはり良いですね。

柔らかく、舌全体を包みこむように優しい味わいがします

冷酒の時にあんなに軽かったのが、熱燗の時と同じく少しコクが出てきているような気がします。

しかし余韻の苦味が復活しましたね。

この苦味は少し苦手かな。

 

最後、常温です。

香りは、ほどほどにフルーティー。

ツンとした感じが無いので、これがちょうど良いという人もいるかも。

味わいは、軽さもあり、まろやかさもあり、苦味もあり。

うーん、常温が一番特徴が希薄かもしれません。

というか、フルーティーさが売りの日本酒にありがちですが、飲み疲れてきました(笑)

やっぱりこういうお酒はそんなに量は飲めないなあ。

単体で飲んでいるので余計にそう思うのかも。

 

では、評価は

☆4 美味しい

です。

これはもう素直にそう思います。

さすが、ダブル受賞の実績は伊達じゃありません。

熱燗でこんなに映えるのもすごく意外でした。

しかし、☆5でないのは、最後の方で言及しましたが、単体ではそんなに飲めないなと。(個人的にですが)

そのため、食事をしながらの方が向いていると思います

カルパッチョなんか良さそうですね。

もしくは、たまに二口、三口ぐらい飲むのがちょうど良いかもしれません

純米バージョンでキンパックなるものもあるようなので、機会があれば飲んでみたいですね。