大手の紙パック酒とカップ酒を本気出して味わってみた その1 | 名古屋日本酒案内

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”大手の紙パック酒とカップ酒を本気出して味わってみた”企画

 

Twitterだと文字制限があり、言いたいことがほぼ言えないため、ブログにて詳細を書き綴ろうと思います。

 

<基本事項>

商品名:日本盛鬼ころし

蔵元:日本盛株式会社

内容量:180ml

価格:105円(税別)

原材料:米、米麹、醸造アルコール、糖類、酸味料

アルコール度数:13度以上14度未満

日本酒度:+3.0

酸度:1.2

アミノ酸度:1.0

 

 

第1弾は言わずと知れた、「日本盛は良いお酒♪」で有名な日本盛の鬼ころしです。

全国に鬼ころしという名のお酒は数ありますが、全国どこでも手に入る鬼ころしと言えば、こちらなのではないでしょうか。

特に昔はテレビCMなんかも頻繁にやっていたのをよく覚えています。

ちなみに公式の紹介文では、

「飲み飽きしないすっきりした味わいの淡麗なやや辛口のお酒」

とあります。

 

さて、早速飲んでみましょう。

基本としてストロー付きの場合はまずストローで味わうことにしています。

 

一口目、いきまーす。

ふむ、水っぽい

味気ないと言ってもいい。

糖類添加のお酒ですが、冷酒の温度帯であるせいか甘みはほぼ感じません。

その代わり酸味料由来でしょうか、舌がピリッときます

次はグラスに注いでみる。

香りはアルコール臭、プラスちょっと穀物系

そしてグラスでも変わらない味気なさ。

まあ、こういうお酒はどちらかと言えば冷酒で飲まれることをあまり想定していないと思いますので、これは予想できた範疇です。

 

次に、熱燗まで一気に温度を上げてみます。

あ、ちなみにこの企画では、冷酒、常温、ぬる燗、熱燗の4つの温度帯でテイスティングします。

ぬる燗、熱燗の場合、酒器は平盃を使用します。

それと面倒なのでレンチン燗です。笑

さて、温めるとどうか…おぉ、いきなりアルコールの刺激臭が鼻の奥にツーンときます

まるでわさびのようです。

グビっと飲みます。

あれ?甘味が出ない

酸味は強く感じるようになったね、舌が冷酒よりピリピリきます。

うーん、熱燗はちょっと無理だな

 

次はぬる燗で。

ふむ、ふむむ…あぁ、甘味をようやく感じました。

温め過ぎると甘味は感じにくくはなりますが、熱燗だとそれにしてもな感じでしたね。

ぬる燗の方がイケます

 

最後に常温で。

グビグビ…、うんうんなるほど。

常温が良いですね、このお酒

甘味も一番感じますし、甘だれしないように、ここで酸味が上手く活かされています。

うん、これなら普通に飲めるお酒だ。

なるほどなぁ、そりゃこんな小さい紙パックで買うんだもの。

おそらく購入者は買ってその場で飲む人が多いのではないでしょうか。

あるいは、冷蔵庫で日本酒を冷やすという行為自体に馴染みが無い層が買うのでしょうか。

わかりませんが、とにかく常温で正体が見えてくるお酒でした

 

はい、ということで、評価は

「☆2 美味しくは無いが飲める」

です。

常温で飲む以外の選択肢の無さがネックですね。

でも、二度と飲みたくないと思うほどの味ではないので、☆2としました。

価格の安さからすると妥当ですかね。

それと公式の言った通り、まさにすっきり淡麗のやや辛口のお酒でした。