Jプロツアー 加東ロードレース | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

レース名:Jプロツアー 加東ロードレース


会場:兵庫県加東町 播磨公園

距離:7.8キロ×12周回 合計93.6キロ

カテゴリー:Jプロツアー

エントリー人数;91名 完走60名
結果:42位



公式リザルト

http://www.jbcf.jp/race/2011/sokuho/katou.pdf



使用機材 フレーム:GIANT TCR ADVANCED SL

http://www.giant.co.jp/giant11/index.php

コンポ:SRAM  レッド
http://www.giant-pa.jp/sram/sram_index.html

タイヤ:ジップ

http://www.giant-pa.jp/zipp/zipp_index.html

ホイール:ジップ303
http://www.giant-pa.jp/zipp/zipp_index.html

サングラス:SWANS

http://www.swans.co.jp/

ヘルメット:GIRO
http://www.yamamoto-kogaku.co.jp/giro/

補給:凌駕

http://mackey381.shop-pro.jp/

シューズ:ガエルネ
ttp://www.dinosaur-gr.com/gaerne/index.php

オイル:トレーナーズ マッサージオイル
http://mackey381.shop-pro.jp/?pid=32103401  

ジャージ:F2P

http://www.f2psport.com/


=======レースレポート=======


この1ヶ月 トレーニングというトレーニングが一切出来ないでいた。

それどころか、忙しさのあまり体調崩したりグタグタだった。


ツールド北海道のメンバーからも外され、競技に対するモチベーションも

失っていた。


8月…

クラブライドで少し乗っただけだ。。


これではイカン!!

ということで、メンバーに入っていなかった、全日本実業団TT

そして今回の加東ロードを出して貰いたく手を上げた。


手を上げたはいいが、正直完走できるのかも不安だった。


当日の天候は晴れ。


暑かった。

昨年も激暑かったが、今年も一緒だ。


時間が余るほど早く会場に入るのはあまり好きではない。

ダラケテしまうからだ。


今回は、とても早い会場入りだたので

出来るだけ、テントで休まず、自転車に乗って走っていた。


何時もより緊張しない。

何時もは、練習した成果が出るか?が心配なのだが


今回はその心配はない。


ハハハ。



レースは、定刻通り、午後2時にスタートした。


湘南ベルマーレ所属 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記
(写真:シクロワイヤード)

前方にいるベルマーレ二人。右が私で、左が小室さん。


序盤のアタック合戦はそう続かず

あっさり1週目で、6人の逃げが決まった。


メンバーは

トガオ選手(ラバネロ)

小坂選手(ブリッツェン)

伊藤選手(マッサ)

井上選手(エスペランススタージュ)

松尾選手(サイクリングタイム)

原川(湘南ベルマーレ)


チームとしては、原川が乗ったことでOKだが

メンバー的に、ゴールまでは行けない。


トップチームの、シマノ、マトリックス、愛三が誰も乗っていないからだ。

絶対このまま行かせるわけがない。


私は、後半の展開に備え、集団の中で休んでいようかと

思った。


しかし…


なんでもないところで、集団落車


しかも私の目の前で。


原因は、緩いコーナーだが、人のラインを入って曲がり、挟まれた感じになった選手等が


ガシャガシャーーって



さらにもう一丁

またまた、何でもない所なのに私の目の前で集団落車2回目~。

なんで?


今度は目の前に自転車が飛び込んできた(怖)


これまた運よくかわしたが


なんだか今日は危ない。


すぐさま、後方待機をやめて、集団先頭にあがった。


先頭は、有力チームで前を固めていたが、軽くローテーションに

入りつつ自分の位置をキープ。


時折、追走が出来そうな雰囲気があった。

私は、それに乗れればそれでもよかったが


集団は大人しくて動きがない。


先頭付近にキープする意味は

危険回避と、楽に走れる特権がある。

とくにこういったゆっくりな展開だと、集団は広がる。

くだりでも何十になって下るが、先頭付近で下れば

基本ラインとり放題で走りやすいのだ。



レースは、まったりサイクリング。

恐ろしくスローペースなレース展開になった。


前との差は3分


開いたなぁーー。


残り4周回で

遂に王者シマノが動き出した。


8人フルメンバーで参加してきた国内トッププロチームシマノが

隊列を組んで引き出した。


これは本気追走モード


湘南ベルマーレ所属 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記
(写真;シクロワイヤード)

2周回弱で、3分以上開いていたトップ6人をあっさり吸収してしまった。


恐るべし、シマノトレイン。


残り2周回

吸収しても、手を緩めない。

そのままシマノ列車はゴールをめがけてつき進む。


残り1周回のジャン。


もうあと1周か。


このままいったら、スプリンターの争い


それじゃ~面白くない。


スプリント勝負になったら確実に私の勝機はない。


なにかやりたいなぁー


登りののタイミングでアタックしてみるか?


集団に付いていればそんなに苦しくないが

何かやろうとすると戸惑ってしまうスピード。


流石シマノトレイン

上手いね。


ラスト3キロ


登りが始まった。


アウターからインナーに落として、回転力をあげてアタックする。


そう頭で描いていた


カッシャーーーン



ん????


なんとチェーンを落としてしまった。。。。。。。。(泣)



力み過ぎたか?



けっこう派手にいってしまって

走りながら治せず、止まって降りて治す。



終了ーーーー。


なんてことだ。


これから、ハンバーグを食べようとフォークに突刺し

口を開けて口元にきたところで、床に落としてしまった。


みたいな。



そんな気持ちだ。



悲しい。




もう笑うしかない。



そんな加東ロードでした。




ツールド北海道に出場することを期待していてくれた方が

少なからず居て、(特に身内や友達)その方たちには本当に期待に答えられず

申し訳ない気持ちです。


昨年も現地まで観に来てくれた友達にもまたレース見せたかった気持ちも

強くありました。


次の国際ロードは沖縄。


次こそは、メンバーに選ばれるように頑張ります!!