Jプロツアー第2戦 白浜クリテその1 | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

レース名:Jプロツアー白浜クリテ

距離:予選1.5㌔×10周回 合計15キロ

    決勝3㌔×15周回 合計45キロ

カテゴリー:Jプロツアー

エントリー人数;50名
湘南ベルマーレ: 平林、小室、山根、斉藤、原川、武田、内野 7名


平林:予選2組 1位

    決勝   37位

http://www.jbcf.jp/race/2011/shirahama/2011_shirahama_result.pdf

使用機材 フレーム:GIANT TCR ADVANCED SL

http://www.giant.co.jp/giant11/index.php

コンポ:SRAM  レッド
http://www.giant-pa.jp/sram/sram_index.html

タイヤ:ジップ

http://www.giant-pa.jp/zipp/zipp_index.html

ホイール:ジップ303
http://www.giant-pa.jp/zipp/zipp_index.html

サングラス:SWANS

http://www.swans.co.jp/

ヘルメット:GIRO
http://www.yamamoto-kogaku.co.jp/giro/

補給:メダリスト

http://www.arist.co.jp/

シューズ:ガエルネ
ttp://www.dinosaur-gr.com/gaerne/index.php

オイル:スポーツバルム

http://www.dinosaur-gr.com/sportsbalm/180-181sportsbalm/index.html

ジャージ:F2P

http://www.f2psport.com/


=======レースレポート=======


現、BSのコーチ 久保さんから、30歳過ぎているんだけど、強い人が来るよ。

そんな話を聞いたのは、以前所属していたチーム、ボンシャンスの立ち上げの時だった。

初めて、お会いしたのは、7年前の2月


とても感じのいい人だった。

いざ一緒に走ってみると

強い!

埼玉で走ったとき、つき切れしました。

久保さんの言うとおりだった。


それから、その選手の後姿を見ながら、はやく並んでやる~

と思っていた矢先、 一緒にタイ遠征に行く予定だったレース前日

私は落車し、大怪我を負ってしまった。


凄くショックだった。

私が思っていた以上に怪我は酷く、入院が長引いた。

何度も何度も病院に足を運んでくれたその選手には、絶対復活して

一緒に走ろうと約束した。


7月末、2ヶ月半の入院をえて、退院しました。

とはいえ、コルセット巻いて杖突いて歩いている状態。

とてもじゃないが自転車は乗れない。

そんな8月頭、丸岡のレースで、3位入賞のニュース。

震えた。


どんどん背中が遠のいていったが、私の気持ちは切れなかった。


1年かかって、ようやく、まともに自転車に乗れるようになった。

折角普通に乗れるようになったというのに、その選手は、移籍したり、仕事を変えてしまい

半分引退チックになっていたりで、なかなか思うように

同じチームで同じコンディショニングで走れることはなかった。


今のチームに誘ってくれたのも、その方だった。


私は、復活を密かに待っていた。


そして、迎えたJサイクルツアー2011 2戦目 白浜クリテ。


このコースはタイトなコースレイアウトではないので、クリテが不得意な私でも完走は出来る。


しかし、今回のルールとして

予選が2組に分かれていて、各予選上位25位づつの選手が決勝に上がれるというルール。

また、予選は10周回するのだが、各周回1位通過の選手が優先に決勝にあがれてしまう。


ということは10人頭をとった選手がいて、最後ながしてゴールしていたら、ゴール着順25位では

駄目ということだ。


毎周回だれが頭取ったかまで把握しきれないと思うし、ますます不安が増した。


私の予選2組。

チームメイトは

平林(私)、小室、武田、内野の4名だった。

前日、応援の電話も貰い、テンションも上がった。

何がなんでも予選通過がまずは目先の目標だった。


スタートは、やっぱり緊張した。


風は、強めだが、向かって、追い風になる単純な風向き。

今日の風は読みやすい。


スタートして、序盤はかなり落ちついている。

向かい風でアタックがかかり、どの選手も手堅く周回1位通過を狙う動き。

私も狙っていたが、なかなか上手く単独で抜け出せない。

二人以上でスプリントで負けたら、無駄足。

一人で抜け出すことだけを考えた。


まずは、小室選手が、序盤に先頭通過し、予選突破を内定決定。

次に7名程のアタックが決まり、私もこれに便乗する。


このまま逃げ切れれば、間違いなく予選通過する。

私は逃げ切りたかった。

だけど、集団は思うようにペースを上げない。

逃げ切りたい思惑ではないのか?


『まわせーー』と声を出すも、駄目だ。

まったくペースが上がらん。


そうこうしていたら、後ろから追いつかれた。


次に内野選手が単独アタック!!


二人でいっても仕方がない。

私は、集団待機。


そのまま内野選手も周回トップ通過で、予選通過内定。


残り2周回。


駄目だ。もう逃げは厳しいか。

ここからは失敗して、集団後方に追いやられるのは許されない。


こうなったら、ゴールスプリントに備える。


既に、予選通過を内定貰った小室選手に声をかけ、

後ろに付くからお願い!!

と、声をかけた。


小室選手はスプリンターで位置取りが上手い。

走りの癖なども分かっていて、後ろにつけばなんとかなると信じている。


すると…


小室選手が手招き。


え??


逃げるの??


まぁ~任せますが…(^^;)


そのまま、小室選手のアタックについた。


後ろは一人反応してきたが、程なくして気配が消えた。


向かい風で時速53~54キロ


いいスピードで集団を抜け出せた。


ユーターンしたら、集団とはかなり離れた。

このまま行きたい!!


小室選手にお願いしまぁーーーす(笑)

って声をかけ、引いてもらった。(スーパーアシスト)

そして9週回目のゴール前で先頭譲ってもらい私も予選通過。


後ろ振り返るとかなり開いていた。


どおします?


小室選手:あと1周だし、行っちゃおうよか☆


ここから残りたった1.5㌔ですが二人旅。


私が先頭でゴールに入った。

ゴールしてから、小室選手と握手。


予選とか決勝とか、どこのチームがいるとかいないとか

私には関係なかった。

Jプロツアーのレースはレース。


国内の最高峰Jプロツアーのレース、しかも苦手なクリテリウムで、また、7年も後姿を追いかけてきた選手と、1,2位でゴールラインを通過できたこと。


私の人生では、大きなニュースだった。


とはいえ、はたからみたら予選レース。

大きく手を上げることは流石にできなかったが、小さくガッツポーズ

心の中では、両手を上げてましたニコニコ


私にとって、とても大きな意味のある予選レースだった。


次は決勝レースレポートです。