クラブチーム | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

私が始めてレースを出た頃が高校生と時だが、その当時と比べて今は

日本での競技者が格段に増え、レベルも見違えるほど変わった。


以前は、世界レベルでのレースでは出場することが難しく、

出場ても完走出来ればよい方だった。


そんなトップレベルのレースは

雲の上の存在に感じたが、今現在はそうではない。

確実に世界トップレベルで走れる日本人はいるし

それは1人や2人じゃない。


そんな日本人選手全体のレベルの向上は明らかなのだが、

それを取り巻く環境がついてこれてない。



純プロとして選手1本で競技が出来るチームの数って

実はその当時とほぼ数は変わっていない。

入れ替えはあるけど、ひとつ増えたらひとつ減る感じですね。



理想は、食べていけるチームが増えて

しっかりJサイクルツアーがプロリーグとして成り立っていける大会

チーム数を確保できれば、選手の環境も整い、結果として更に

レベルは向上するし、ヨーロッパプロが着たいシステムを作ってしまえば

最高ですね。


エリートのチーム数を確保して

その下にエスポワールのチームを作っていくことが理想。


ですが、チームを運営していくには、そう簡単ではない。


レース活動をしていくには、運営費が必要。

で、その運営費がどっから出てくるのか?


そこが難しい。


現在、大学生の新卒就職率が57%と、この上ない不況の中

スポーツに投資する企業がどれほどあるか?

企業お抱えチームが次々となくなっていく現実。

これからは、もっと新しい方向性が必要なのかも知れませんね。



自転車チームで、私は宇都宮のチームが理想だと思う。


そして、他競技では、先日、アジア大会の女子マラソンにでた2選手が所属する、

セカンドウィングAC


というクラブチーム。




湘南ベルマーレ所属 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記


企業のお抱えチームではなく

個人サポーター中心に活動しているクラブチームだ。


この記事をみると

けして順調にことが運んで来たわけではなく、

どこでも苦労していることを経験している。




サポーターさんと一緒に練習したりして、みんなで

『楽しむ』

『速くなる』

『参加する』

『応援する』


トップ選手を支える一般ランナー

健康志向のランナー

ジュニアの育成

引退後の指導者の道


理想的なピラミッドを作ったクラブチームですね。


アジア大会では結果は出ませんでしたが、

沿道に沢山のサポータさん達が

一緒に走っている気持ちで熱く応援し

それに答えようと必死に走る2選手。


見ましたか?

あの感動的なシーン!

涙がでそうでした。



みんなで大会に参加して、

みんなで楽しみ

みんなで感動してた。


私のなかではですが、理想的なクラブチームのひとつです。



沢山、メダルを取ったアジア大会でしたが


メダルを取れなかったマラソン女子が

私の一番印象に残った競技でした。




湘南ベルマーレ HP
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ロードチームHP
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